フジツカ座

イカとクジラのフジツカ座のネタバレレビュー・内容・結末

イカとクジラ(2005年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

【閲覧注意】

このレビューにはかなりディスリスペクトな内容が書かれています。気分を害するかもしれないです。や、たぶん害すると思います。いえ、害します。かなりの高確率で害すると思います。なので、たまたま通りすがった方はただちに立ち去るか、目をつぶるかするのをお勧めします。そんなの全然平気、わたしそーゆーの慣れっこだっちゃ!って方は、賛美歌をBGMにして更にかわいい子犬か子猫の事でも思い浮かべながら読む事をお勧めします。高評価をつけてる方が読もうものならフィルマークスに苦情を入れたくなるかもしれません。そのくらいのうんこレビューです。

いいですね。

この先にうんこがいっぱい落ちてるのは忠告しましたからね。
踏むも避けるもあなた次第です。

かなりセンセーショナルでハードなうんこです。





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ウェスアンダーソンが製作に関わってるって書いてあったのを、何の気なしに手に取ってみたのが運の尽きでした。

書き記すこの文字からヘドが湧いて出るくらいイヤな作品でした。コメディかなんだったかのコーナーに置いてあったと思うけど、どこにも属さない、俗物のぼくにはクソほど難解すぎました。

序盤で両親が離婚し(母親の浮気)←魔が差したとかじゃなく、常習。アナタのせいよつって旦那を責めて正当化する。長い期間の確執があるのであろうふうな事は伺えたが、そこは大きく語られていない。
共同監護とかいう自分達の勝手な都合のみで子供達を管理し、(同意があったとはいえ)父親は長男の好きな女の子とセックスをし、口でいいからなどと戯言を抜かし、母親は次男のテニススクールのコーチを家に連れ込み、ハアハアやってる始末。察しの通り当然息子達はそんな場に居合わせます鉢合わせます。ちなみにこのクソビッチは近所に住んでる精神科医ともヤッてたし、長男の同級生の父親ともヤッてた。ああ。

虫酸が走る。

長男は学校のコンテストでピンクフロイドを自作と偽り優勝する。次男は図書館の本棚の角に股間を擦り付け自慰行為。出てきた精子を本になすりつけ、気になる女の子のロッカーになすりつけ、家に帰ってはビールを飲み、ウィスキーを飲み吐き。。次男は12歳くらいだと思う。。長男は盗作があとでバレてカウンセラーを受けさせられる。え、いや、次男の方がヤバイだろっつー。


ほんと。

くそほど愚かしく逸脱してるとしか言いようのない光景ばかりで敵わなかったです。



ただ、、、。

実話を元にしているっていう点においては同情の余地がありました。ウチも両親が離婚寸前でした。だから見るに耐えない聞くに耐えない事ばかり起こる81分間だったけど、美化した過去の思い出にすがる気持ちはそれなりに解るし、信じたいって思う気持ちも激しく共感できる。荒んできたであろう過去の家庭の背景は一切描かず81分で収めたのにもきっと何か意図があったんでしょう。



だから、や、まあ、うん。解るよ。解る。

だーーーーけーーーーどーーーーも!ー!!!!!!!ー!!ー!ーー!!!!

だけどもだ。

ぼくの心の琴線にギリふれたのはそこだけでした。Tシャツからほつれて出た糸ぐらい細く、彼らがすぐ横をすれ違ったときに起きた濁風で揺れる程度のうぶ毛ばりにか細い琴線。

真意を読み取れず上部しかなぞれてないんであろうことも分かった上で、キネマフジツカではむなくそ映画とします。

あーむなくそ。

むなくそむなくそ。



ふて寝しちゃう。


ウェスはなんの製作をしたんだよほんっと。なんだよそもそも製作って。なにするポジションだよ。

八つ当たりしてふて寝。

ウェスのやろうめ。
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