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もしも昨日が選べたらのyukkyのレビュー・感想・評価

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)
3.6
◾︎一言
「人生早送り、できます」

◾︎ 選んだ理由
オススメしていただいて

◾︎こんな人にオススメ
アメリカのホームドラマっぽい感じが好きな人
コメディ好き
コメディ好きだけど感動もしたい人

◾︎感想
▪︎ストーリー
「万能リモコン」を手に入れた主人公。
リモコンがあれば面倒な時間をスキップできるし、戻りたい過去に戻って"見る"ことができる。
あれ?でもこれ、たとえば過去に戻って起こったことを変えられたり、するわけではない。
最近観たあの映画も然りだけど、未来にならない限りは、"未来を知れない"。

"大切なことに後から気付くこと"って少からずあって。でも時間は止められないし、スキップもできないし、巻き戻しもできない。

たしかに生きてて、嫌だ〜スキップしたい…(しかし時間経つの遅い)って時間もあれば、このままずっとスロー再生がいい!(しかし秒で終わる)って時間もある。
でもそういう時間が相対的あるから、人生を引いて見た時にそれぞれがより意味のあるものになってくるのではないか。

ーほんの2ヶ月早送りするくらいで、
そう主人公は言ったけど。

たった数時間、数ヶ月でも、
突然の出会いや別れはあるし、人生は変わる。変えることもできる。

ー「ドラマのかけらはそこら中に転がっている。
そのままにしておくか気づいて掴み取るかは自分次第」
という先輩の舞台の台詞を思い出した。

その時の自分に後悔ないようには、選択して生きてるつもりだから、自分の生き方に間違いは無いなって思えた。
でもこの映画でも言っていた「何かを選べば、何かが犠牲になる」ということは忘れずに居たいし、
もっと周りの人たちに、思ってることたくさん伝えて、時々ゆっくり立ち止まることも大切にしていこうと思った。

モーティーが言っていた、シリアルの比喩がどういう意味なのだろう、と気になった。
けど多分チャップリンのこの言葉のようなことのかなーと思った。
ー「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」

シリアルの言葉で、自分の人生を自分ですっ飛ばして無意味なものにしていることに、主人公はまだ気付けなかったんだろう。
それでも、"体験"できた主人公がうらやましい。
やっぱり想像力を持って生きていくことは大切だ。

映画って、人生の中の"一時停止"みたいなとこある。(時間は流れてるけど笑)
何も考えずぼーっと楽しむ時もあるし、観ながら一回立ち止まって、自分の人生こうだな、って考える時間もある。(そんなに上手いこと言えてない)
だからすごく必要。

ほんで美味しいジャンクフードとかおやつ食べるシーン沢山あってお腹すいた。

▪︎その他
めちゃくちゃライトに観れて、楽しいSFコメディだった〜〜
犬とアヒル…笑

「もしも昨日が選べたら」という邦題にした意図はなんだろう。
そもそもこのリモコンあっても選べないよ(反語)
というのを言いたいのだろうか。
だったら「人生早送り、できます」はどうですか。

話はちがうかもだけど、トゥルーマン・ショーとかも観てみたくなった。

◾︎この映画を観た人にオススメ
・アバウトタイム
→"気付き"系の映画はやっぱりこれ。
・天使のくれた時間
→似ているらしく、未鑑賞なので気になった!
・素晴らしき哉、人生
→途中までみて止まっちゃってたから観なきゃ
yukky

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