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麗しのサブリナのyukkyのレビュー・感想・評価

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)
3.9
【祝!400本目レビュー!】

◾︎一言
「装いを、変えてみる。」

◾︎選んだ理由
自己肯定感が上がりそうな映画を観たかったから
ファッション系の映画が観たかったから

◾︎こんな人にオススメ
昔の映画が好きな人
オードリーが好きな人
ファッションが好きな人

◾︎感想
▪︎ストーリー
麗しのサブリナ、麗しすぎた。

叶わぬ片想いに身を焦がし、
パリへ留学した彼女は、2年後、見違える姿で帰ってくる。

私、「プラダを着た悪魔」も何回も観るくらい大好きな映画なんだけどやっぱり
自信のない女性が自分の魅せ方を知り、余裕と色気を兼ね備えた自立した女性に変化していく、
みたいなストーリーがすごく好き。笑

人はきっかけと、行動力さえあれば、いくらでも変われる。
外見も中身も、自分がそうなりたいと望めばきっと変われる。と私は思う。
たとえパリへ行けなくとも。

"月が手を差し伸べるのよ"と笑ったオードリーを見て私は
(あーー!かっけーーー!私もこうなる!!)
と心の中で叫んだ。

見違えたオードリーは余裕ぶちかまして
颯爽と自信たっぷりの笑顔で笑っていたけれど、
その笑顔の奥にはパリに行く前の少女の面影もあった。それがまた良い。
個人的には、帰ってきた後の誘い笑顔で断って欲しかったけどw

パリの料理教室で出会い、彼女が変わるキーマンともなった男爵との様子がもう少し見たかったな…まぁでもそこは語らなくて良いのだろう。

そしてこの映画を選んだ理由のもう一つが、ファッション。
オードリーとジバンシィのコラボレーションは本当に美しかった。
最近の私、とあることがきっかけで、ファッションへの熱がグングンと上がっている。

人が変化をする上で、"装いを変えてみる"ことは大きな影響を与えうる。

それは私自身も最近感じていることで、
"自分に似合う服を見つける力"と"それを着こなせる自分"を、少しずつだけど両立できるようになってきた気がする。
だからもっと頑張りたい。

どんな見た目でも自分が自分を"美しい"と思えることが大切。
だから、パリ帰りの自信に満ち溢れたオードリーが、私にとっては本当に格好良く理想的に見えた。

ジバンシィの美しいドレスやセットアップ。
そしてイーディス・ヘッドのサブリナパンツ。
調べてみると色々な背景があって面白かった。

物語のストーリーも、
音楽も、
ファッションも
全てが美しくてときめく映画なので未見の人は是非。

キャラクターデザインも王道だけど、
どの登場人物も、すごく魅力的。

▪︎その他
何と言っても唯一無二の美しさ、オードリーヘップバーン。

私はローマの休日よりも、
この麗しのサブリナの彼女が好きだった。

どんな服でも自分のものにして着こなす彼女は本当に美しくて、格好良い。
あとやっぱり、細身だけどしっかり筋肉がついていて美しい。
美しい服を美しく着こなす美貌と体型にもう終始脱帽。
あとショートカット最高。私もショート似合う良い女になる!

私はサブリナがライナスとの食事で着ていた
黒の肩がリボンになっているカクテルドレスが
すごく好きだった!

(オードリーがジバンシィに捧げた言葉も素敵なので見て↓↓)
「ユベールはたぶん……愛するものすべてを持ってはいないのだろうけれど、持っているものすべてを愛している」by オードリー・ヘプバーン

映画には、音楽の歴史も、ファッションの歴史も、
様々なカルチャーや世界の歴史が詰め込まれている。
もっともっと色々知りたいし、勉強してみたい。

束の間の息抜きと、
モチベーションを上げてくれる映画でした。
今日観るのにこの映画を選んでよかった。

なんか本当にどうしてもしんどくて、
元気が出なくて自分が嫌になる時がたまに訪れてしまうけど
そういう時、映画や映画だけでなく自分が選ぶもので
自分を救ってあげられる人間になろう。
明日からまた頑張るぞ〜

◾︎この映画を観た人にオススメ
・ローマの休日
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