◾︎一言
「うだつのあがらない。」
◾︎選んだ理由
大賀×折坂さん×是枝さんの名前があったので
◾︎こんな人にオススメ
邦画好きな人
大賀好きな人
◾︎感想
▪︎ストーリー
責任、自立、仕事、夢、諦め。
何をどうすれば、何がどうなれば、「自分は大人だ」と言えるようになるのだろう。答えはまだ見つかっていない。
主人公タスクは、如何にもこうにも、
"大人になりきれなかった"。
自分に自信がない、覚悟もない。
それをわかりつつも、変われない。
「大人になれなかった」と、あの時の自分を悔いている自分は、じゃあ果たして、大人になれたのだろうか?
時の流れだけは、私たちの葛藤を横目に通り過ぎて行ってしまう。
伝統はいつしか廃れていく。
忘れたい人がいる。
忘れたくない人がいる。
それでも、生きて行かなければならない。
自らの力で、言葉で、守りたいものができたとき、
自分ではない誰かや何かの為に生きたいと願ったとき、
忘れたくなかった何かを、手放したとき、
それを大人になったと言うのかも知れない。
人はそんな簡単に、大人にはなれない。
それでも、生きて行かなければならない。
いつか、誰かを守り、幸せにしたいと思いながら、
今日も一人で、生きて行かなければならない。
さぁ、どうする。
単調ながらも、
その中にキラリと光るグッとくるシーンがいくつ
もある、良作です。
p.s.
映画を観終わった後のタイトル、ぐっっときます。
あと恋あた好きにも一推しシーンがあります。
▪︎その他
最近熱く覚めやらぬ大賀熱ゆえ、映画館で鑑賞。
大賀はやはり名優だ、という結論。
音楽と、大賀の表情と、彩度低めの映像と。
脇を固める俳優も演技派揃いで見応え大あり。
すっかり寛一郎のファンになってしまった。
公式サイトに載っているポスターの一つが
とてつもなく胸に刺さるので、
映画を観終わった方は是非探してみてください。
◼︎この映画を観た人にオススメ
・きみの鳥はうたえる