フランスのニースからおくる女性二人のアクションコメディ。
ハリウッド映画とは違う、しなやかなアクションと優雅なやり取り。
テーマは地球環境を守るため。
どこかゆるい雰囲気は、ニースの美しさを楽しめばいい。
これがフランスのトレンドか。
変毒為薬が、逆転の合言葉。

フランス産のコメディアクション作品です。
アクション自体はそこまでではなく、どちらかというとコメディよりなので、笑いが好きな人向けです。

ただ、ストーリーが非常に分かりにくく（という印象）、流れについていくのが大変でした。各登場人物の役割は分かるのですが、いったい何を目的に進んでいるのかが、途中まで良く分からなかったです。

最後まで観ると、それまでの流れがきちんと理解できるのですが、時間も短いため、何度も観るのが推奨の作品かもしれません。でも、そこまで観たいかと言われると、そうでもないのが残念なところ。

あと、下品な表現がたくさん出てくるので、それ系が嫌いな人にはお勧めできないのもあります。（絵が出てくるのですが、それが露骨というかもろに、という感じです）

良くも悪くもフランス映画（コメディ強め）という感じですが、好き嫌いが分かれそうです。

警官の死の真相を(勝手に)追え！

ニース警察の型破りな女性刑事レオは連絡の取れなくなった相棒のルドを探していた
しかし、ルドはハンブルグで死体で見つかり、ドイツから派遣される捜査官が捜査を終えるまで公表すら禁じられることに
レオはドイツから来た捜査官だと言うメラニーの捜査に、無理やり介入を始める

フランスのドタバタバディムービー！
最初は衝突して徐々にタッグになっていくバディらしさはしっかりありますね

女性同士のバディが殺された刑事の謎を追うわけですが、流れるように下ネタが挟まるコミカルな作りになってます
レオの所属するニース警察が見事なまでに魔が抜けていて、レオ含めナチュラルに差別発言を繰り返すのでビックリ
自然と差別的な発言するあたりフランスだなーと思ってみたり…

2人に手を貸すのは、やたらとノリの軽い元ハッカーのバット
レオはそんなバットに気があったりと申し訳程度のロマンスもあります笑
このバットが何気に有能で大活躍なのが意外でした

基本的には色々とゆるいコメディで、手掛かりもポンポン見つかって話もどんどん進んでいきます
そして徐々に見えてくるルドの死に隠れていた陰謀とよくありそうな展開
取ってつけたような環境問題要素も加わり、ちょっと散らかった印象です
でも最後の畳み掛けるような怒涛の展開は、中々に面白かったし笑えて良かったです

女性バディ＋ハッカーの活躍をコミカルに描く作品でした