
窃盗症を患う栞里は、夜間のコンビニで働いている。ある晩。バイト先の店長による痴漢をきっかけに、勤務中のコンビニを後にしてしまう栞里は、夜の街で衝動的に窃盗を繰り返す。丸子橋で落ち着いたはずの栞里だったが、橋の上にいた青年、洸から金品を盗もうと試みるも、失敗に終わってしまう。“偶然の再会”をきっかけに腹痛を装った栞里は、洸宅へと足を踏み入れ金品を盗もうとする栞里だったが、洸の純朴な姿勢に段々と惹かれていくのだが…
映画監督を志す助監督の蒼は、プロデューサー・鳥海に長編映画の脚本を持ち込む。念願の打ち合わせに臨む蒼だが、意気込んでいた方向には話は進んでいかない。
卒業式の前日、菜央は想いを寄せる裕太と教室で2人きりになる。果たしてそれから2人は-。卒業式を巡るふたつの物語。