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うぬぼれ
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目次

『うぬぼれ』に投稿された感想・評価

4.2
障害者に対する偏見といじめを描いた衝撃の実話。 
オリバー・グッドラム監督のイギリスのショートムービー。  

知的障害児の少女が、日常的に近所の悪ガキたちから嫌がらせや暴力を受けていた。悪ガキの親までもが母娘に暴言を吐く始末。警察や相談所も助けてくれない。ある日、母娘は悪ガキたちによって自宅を放火されてしまう。母親は平穏を得るために、ある決心をする…

原題は”vanity”で、確かに邦題の”うぬぼれ”の意味もあるが、他にもたくさんの意味があり、”うぬぼれ”は作品の内容と違和感がある。 
いじめられた被害者母娘、加害者のいじめっ子、警官の視点からいじめ問題を描いた骨太の社会派作品。
陰湿で差別と偏見と暴力が溢れる全く救いようのない実話で、怒りとやるせなさしか残らない。
重くて心が痛む作品ではあるが、実話ベースゆえに目を背けてはいけない。
いじめっ子のその後を描いた続編もあるようなので是非観たい。 

2025.4 BS12で鑑賞(土曜しょ~と劇場・字幕)
riekon
4.0
(短編)
邦題「うぬぼれ」
実話ベース…😔
衝撃的な始まりから
観ていくと
どうしてこうなったのか
分かります😔
また初めから観ると
涙が止まらない😭
酷い…酷い…
【平穏】

久しぶりにTVerにて。

≪あらすじ≫
イギリスの片田舎。
地元の若者たちからの壮絶な差別や攻撃に晒され、途方に暮れる障碍者の娘タイラーとその母親アンジェラ。
警察や行政に助けを求めるも「手立てがない」とまるで取り合ってもらえない。
やがて、二人はある決断をする・・・。

・・・・・つらい。
最初と最期に叩きつけられる衝撃。
これ、正直、短編でよかった。
これがフルサイズ(長尺)の作品だったら、途中で心が折れていたかも・・・。

とにかく救いがない。
最初から最期まで、ノンストップで苦しい。
一瞬、ようやく救いの手が・・・と思ったら、その反動が恐ろしすぎる。

これを「若さ故の過ち」で片付けてしまってよいのだろうか?
恥ずかしい話だけど、僕が住む北海道でも無軌道な若者による凄惨な「イジメ」「暴力」「殺人」といった事件が続いている。
特に旭〇は「地域性なのか?」って言いたくなるくらいに酷い事件が多い。
実際、僕の知り合いもご主人のお仕事の都合で旭〇に家族で引っ越したけど、お子さんが壮絶なイジメを受けたらしく、1年で札幌に戻ってきた。
親しい人しかそのことは知らないけど、それでもその話を聞いて「やっぱり旭〇か・・・」と納得してしまった。

僕は、老若男女を問わず「他人を差別したりイジメたり暴力を振るうような行為」を『過ち』で済ませてはいけないと思う。
それは「転んで起きるような偶発的な出来事」ではなく、自身が意図をもって行わない限り発生しない事だから。
そして、その意図自体を「過ち(まちがい)」で片付けようとするから、本質が見えなくなるし、何も解決しなくなる。

このお話でも、傍若無人な行動を取るのは殆どが若者たち(中には一緒になって喚く母親も・・)。
だけど、これって本当に彼らだけの問題なんだろうかって思ったら、決してそんなことはない気がしたし、だからこそ絶望的に救いのない状況にも思えたんですね。

どんなに社会やコミュニティが成熟していっても、やっぱり一定数の「荒くれ者」は存在するし、それによって被害を被る人も残念ながらいる。
でもそこに「悪い事」「いけない事」という認識が常識としてあれば、その社会、コミュニティは正常に機能すると思う。
だけど、あの町自体にはその常識が欠落していた・・・

僕らからは「暴走」「暴力」に見えるものすらも、それを止める「常識」が存在しない町。
悪い奴がいるとわかっていても「手立てがない」と弱者を助けない警察や行政。
もし自分がそんな状況に突き落とされたら、何が正義なのか、本当にわからなくなると思う。
それこそがまさに「絶望」ですよ。

~うぬぼれ~

それは一体「誰の」「何を」さして言った言葉だったのだろう・・・。
「人間である」という事にうぬぼれた野蛮人たちが、自分の快楽のためだけに平気で他者の財産や尊厳を侵害する。
「うぬぼれ」が意味する『自己陶酔』と『自己肯定』という似て非なる思考。
全てがネガティブな要素だけの言葉ではないけど、少なくとも「愛するものへの自己犠牲」こそが神からの永遠の救済をもたらし、神の元で本当の平穏を手に入れることが出来る。

神父様は、あくまでも「人間としてうぬぼれたもの」への戒めとしてこの言葉を語ったんだろう。
「自己犠牲」という言葉も『他者への敬意や配慮を行うという事は自己中心的なうぬぼれを捨てる事』という意味で言ったように思います。
でも、同じ場所で礼拝を受けていたアンジェラたちには別の意味で届いてしまったんですね。

「愛するものへの自己犠牲をすれば平穏が得られる」

そう、彼女が求めたのは「娘との平穏な生活」ただそれだけ。
そして、彼女にとってそれを手に入れるための「自己犠牲」と信じてしまったのは・・・・。
事態は最悪の結末を迎えてしまいます。

この作品では、まだ心の準備も出来ないまま冒頭でいきなり「衝撃的な結末」を見せられるので、その後の展開が重い重い・・・。
どうやったってハッピーエンドにならないってわかってるからね。
しかもエンドロール直前に現れるテロップで「これは実話である」って見せられたら、もう完璧にグロッキー・・

短編でもこれだけの胸糞だったのに、終わり際に「更に突き落とす」っていう「きめ細やかな演出」。
やっと一息つける・・・って思ったところで(実話だったんかい!?)っていうショックで、暫くひきずりましたわ(;^_^A

しかも、物語自体は結局何も解決せぬままか‥‥と思ったら、まさかの「続編」もあるとのこと。
次作ではイジメグループの主犯格であるマイケルのその後の壮絶な人生を描いているらしい。
正直、彼は更生は難しいだろうな・・・。
でもそうやって社会が匙を投げたところから負のスパイラルは始まっていたのかもしれない・・・。

人間であることの自惚れ
自分自身への自惚れ
他者と比較しての自惚れ・・・

人間から「自惚れ」を排除したら、本当にそこには平穏な世界が広がるんだろうか・・・
もし神様が彼らの現状を見過ごしたのなら、それは神様の自惚れにも他ならないのではないだろうか・・。

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