
あの日と同じように、「おかえり」と言えるだろうか。奈海は、亡き母が残した飲食店をひとりで守り抜きながら、若年性認知症を患う姉・渚の介助に追われていた。そんなある日、学生時代に同じ写真部だった旧友と再会する。今や有名な写真家となった旧友の姿に、奈海の心は揺れる。繰り返される多忙な業務、耐えがたい介助の日々。自分を失いかけた奈海は、すべてを捨てて町を出ようとするが――。故郷の温もりと葛藤を描く切なくもあたたかな物語。
父、昇平の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった―。日に日に記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身…
>>続きを読む心の病を抱えた父を守るため実家の寿司屋「やま乃」を継ごうと決めた女子高生・山野葵と、その決断に戸惑い反対しながらも、彼女の人生を本気で背負おうとしない離婚した母・房子や周囲の大人達。そんな…
>>続きを読む1995 年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲…
>>続きを読む抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。 まじめだが優柔不断で、問題に真っ正面から向き合えず肝心なところで一歩を踏み出すことができない新米の小学校教師・岡野。近所のママ友たちとの表面…
>>続きを読む長いこと大都会を彷徨っている直人は、いつも、苦しい少年時代に自分に温かく接してくれた友人のタクミのことを思い出していた。しかし、そのタクミもいつしか跡形もなく直人の生活から消え去ってしまっ…
>>続きを読む事故で視力を失った西村芳則(木村知貴)は、小さな港町で、ときに伯母(内田春菊)に面倒を見てもらいながら生活している。かつて同じ通りの家から一緒に通学していた同級生の大畑(高見こころ)は、東…
>>続きを読む佐藤詩織は、行方不明になった息子・隆の行方を探し続けていた。 行方不明になってから3回目の隆の誕生日を迎えたある日、「欲しい情報」と、「それに見合った価値のある記憶」を交換できる力を持った…
>>続きを読む1995年春、兵庫県西宮。脳性麻痺の娘・望美(5歳)を抱え、介護に勤しむ美幸(38歳)は、望美の世話をできるのは自分だけと、介護に、家事に、子育てに、家の中のことを全て背負っていた。次第に…
>>続きを読む@2023「あの灯に帰ろう」製作委員会