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Heck(原題)
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目次

『Heck(原題)』に投稿された感想・評価

雄樹
3.8
【Mom!】

本作は今年めちゃくちゃ賛否両論を呼んでいる『スキナマリンク』の監督のカイル・エドワード・ボールが撮ったデビュー作がYouTubeで見えると調べて知り凄く気になって鑑賞しました!
まず本当に子供が「ママ」と言いながら家の徘徊する所を不気味で意味が分からない映像でじっくり撮り描く感じはヤバかったです😱
それにずーっと不気味な映像が続く中で衝撃的なセリフが表示されてビックリしましたし、終盤の演出には本当にビックリしたぐらいになかなか衝撃的な作品でした😱
あとやっぱり『スキナマリンク』が賛否両論される分かるぐらいカイル・エドワード・ボールのセンスは素晴らしいけど、いかんせん分からないので自分の中で本作が掴めなくてこれは面白いのか?つまらないのか?も本当に分からない程の映画上級者でもめちゃくちゃ難しい作品でした。
【やはりショートムービー向きのテーマだった】
「スキナマリンク(2022)」(以下、スキナマと記します)のボール監督作品。
「スキナマ」の元ネタ的なショートフィルムでございます。

以前「スキナマ」を鑑賞しながら100分は長いしもっと短尺で良くない?と思っていたらちゃんとパイロット版の短編が制作されてた♡

後半の子供の台詞で恐怖が一気に胸クソに変わりました。
あの子のせいじゃないのに謝るなんて…悲しいな…。
更に終盤の無限地獄な薄気味悪さ。
少ない台詞で確実に物語の方向性を絶望に導いてくださってからの最後にちゃんとタイトル回収するの好き。
救いが無くて可哀想で素晴らしかったです。

「スキナマ」も雰囲気作りは上手いしじゅうぶん浸れたが、長編であの題材と曖昧さとジャンプスケアには流石にだるさを感じてしまったので私は断然こちらの方が好みです。
【深淵】

先日鑑賞した「SKINAMARINK」のカイル・エドワード・ポール監督が数年前に手掛けた短編ホラー。
結果的にこの作品がパイロット版となって「SKINAMARINK」の制作に繋がったらしい。

なるほど、確かに世界観や特徴的な映像は「まさに」って感じで納得。
でも、もし「SKINAMARINK」にちょっとでも興味がある方、若しくは実際に鑑賞して観たんだけど、イマイチ掴めなかったという方がいらっしゃったら、こちらを観てみるのもいいかも。

絵的には「SKINAMA~」同様にホームビデオ的な画質の映像が続くんですが、「SKINAMA~」よりも映像に動きがあるし、なにより物語というかメッセージ性はこちらの方が遥にわかりやすいです。

この作品でも基本的に「人」はほぼ映りません。
登場人物としては主人公の男の子の視点だけで進みますので当然本人は画面には映りませんし、彼がずっと探し続けるママの姿もほぼ映りません。
そしてこの「何故いつまでもママが見つからないのか・・・」というのがこの作品のテーマでもあったんですね。

「Light is Broken(電気が壊れたみたい)」

その言葉通り、家中の明かりという明かりは消失しているのに、何故かTVだけは煌々とついている。
少年は懐中電灯を片手にずっと「mom!」と家の中を探し続ける。

「部屋の中を片付けたよ。ねぇ見に来てよ、ママ」
それでも一切返事は返ってきません。

時折表示される「1 sleeps later」「5 sleeps later」の文字。
つまり、何度寝て起きてもママは見つからないんですね。
この家の中に住んでいるはずなのに・・・。

そして何日目かの夜、遂に寝室でベッドに腰かけるママを見つける少年。
しかし、振り返ったママの表情は・・・・・・。





・・・そう、これは親からのネグレクトに晒されている幼い少年の視点で描かれた「日常という地獄」を映像化した「イマジナリーホラー」なんですね。
彼の目を通して見る「日常生活」の中には、自分と向き合ってくれる母は存在せず、明るいはずの家の中からも明かりは全て失われ、漆黒の闇のような場所に感じてしまう。

てっきり「オカルト的な怪奇現象」のお話かと思って観ていったんですが、物語が進むにつれ、何だかとても胸が苦しくなってくるような感覚に襲われます。

「mom, I’m sorry I got cancer. I better now though」

ママが自分を好きになってくれないのは自分が悪いからなんだろうか・・・
いつしか彼が数えた夜は18694sleeps(つまり51年以上!)を超えていた・・・。

「Mommy・・・I think we’re in ……Hell」

ずっとママを求め続けた男が最期に辿り着いた結論。
幼いころから、ずっとだよ・・・怖かっただろうな・・・・。
映像的にはやっぱり「非日常的な怖さ」もありつつ、最後まで行くとちょっぴり切なくもなる本作。
もしかしたら「SKINAMARINK」はあかんかったけど、こっちは好きっていう人もいるかもしれない。

結構A24あたりが好きそうな監督さんだな~って思ったら、ホントに次はA24で作ることが決まったらしい(笑)
なんか、納得。

(*)「heck」は英語のスラングであり、主に驚きや困惑、不快感を表現する際に用いられる言葉である。
一般的には、より強い言葉である「hell」の代わりに使われることが多く、丁寧な会話やフォーマルな場では避けるべきである。

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