
理子の元に突然かかってきた警察からの電話。 何年も会っていない兄が、死んだという知らせだった。 発見したのは、兄と住んでいた息子の良一だという。 「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」 東北へと向かった理子は、警察署で 7 年ぶりに兄の元嫁・加奈子とその娘の満里奈と再会する。 兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化しているアパートを片付けていた 3 人が見つけたのは、壁に貼られた家族写真。 子供時代の兄と理子が写ったもの、兄・加奈子・満里奈・良一の兄が作った家族のもの… 同じように迷惑をかけられたはずの加奈子は、兄の後始末をしながら悪口を言いつづける理子に言う。 「もしかしたら、理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」 もう一度、家族を想いなおす、4 人のてんてこまいな 4 日間が始まったー。
頼りないが優しい息子・サトシと明るくてパワフルな母・明子。平凡でユーモラスな宮川一家の日常は、母が突然ガンを宣告されたことによって変化していく。サトシは恋人の真里に励まされながら母のために…
>>続きを読むあまりにも突然に訪れた長男・浩一の死。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。 ひきこもりだった浩一は、扉を開けて家を離れ、世界に飛び出したのだと―。母…
>>続きを読むとある夏の地方都市。 春野吉子は彼氏とのセックスを中断して鳴り続ける電話をとると、それは、祖父の訃報だった。二階から、父に声をかけるー 『おじいちゃん、死んじゃったって。』 家族の本音はち…
>>続きを読む長崎県に住む広永亮太(井浦新)は35歳。幼い頃に別れた父のことはほとんど覚えていないが、父が借金とともに残していったガラス細工会社を受け継ぎ、どうにか経営を立て直しつつある。その一方で、か…
>>続きを読む名古屋市熱田区に生まれ育った自由奔放な長男の達也(永瀬正敏)は、ニューヨークで暮らして25年。自身の夢を追い、写真家として多忙な毎日を過ごしていた。ある日突然、次男・章人(オダギリジョー)…
>>続きを読む三人姉弟の長女で、今は夫と暮らす夕子は、急な事情で母の寛子と一時的に同居することになる。明るくて社交的な寛子だったが、夕子はそんな母のことがずっと苦手だった。不安を抱えたまま同居生活がスタ…
>>続きを読む父、昇平の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに告げられたのは、厳格な父が認知症になったという事実だった―。日に日に記憶を失っていく昇平の様子に戸惑いながらも向き合うことで、自分自身…
>>続きを読む6歳の息子と4歳の娘を抱え、嵐のような毎日を送っている漫画家サイバラリエコ。戦場カメラマンだった夫のカモシダはアルコール依存症と闘っており、リエコは日に日に悪化していく彼についに離婚届を渡…
>>続きを読む©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会