らくだ

12モンキーズのらくだのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
3.5
近未来から過去に戻って人類抹殺ウイルスの原因の究明と根絶を目指すというSFサスペンスなんですが、主人公が(薬によるもの?)幻覚症状や朦朧に悩まされて精神的な安定を失っているため、周りの人間にもより一層理解をされることもなく難易度がバカ上がりしています。ただでさえ難易度が高いのに…縛りプレイすぎる。
というわけでそんな壊れかけた人が何かを主張しても無事に狂人として処理されてしまうのがもどかしい。観てる側としては主人公が正しいことを言っているはずなのに、道が困難すぎるんですよね…ブルース・ウィリスのこの「壊れた人間」の演技がすさまじくて、ほんとにこの人壊れてるんじゃないの?って思うレベルです。すごい。


そして終盤に次々と解禁されていく情報と真相、想像の余地を残すようなラストと、少しばかり尺の長い映画ですが、後半の疾走感はかなりのものです。ラストあれどうなったんだろう?って考えると楽しいですね。


あと、ブラッドピットは本当に、狂人の役が似合う…狂人のブラッドピットが出てくる映画は良い映画なので(暴論)
らくだ

らくだ