続きがみたい。と思わせたら成功なのではないですか。私はみたい。舞台あいさつで川瀬陽太にびっくり｡

舞台挨拶上映。

実験映像やPVを踏まえ本編30分弱。
限られた尺にいっぱいいっぱい詰め込んだ感じは、正直なところおっさんには青々しすぎて眩しいっつーかホロ苦いっつーか。

足りないもの云々より出し切った成果が誇らしい。
……いや誰目線よ？保護者参観かよ。


内容については、キャラクターの掘り下げ部分がばっさり切られてるので雰囲気で察したらまぁわからんでもない。
ただ最後に2人で笑うのは違和感。
男性キャラの声が見た印象より妙に若かったのも、見た目の方を若めに寄せては？とか思ってしまったり。
あと音楽より音響が個人的にはバランス悪かったかな？うるさい割にまくしたてる台詞は聞き取り辛かったように思う。


舞台挨拶で製作サイドが商業アニメとしてそもそも作ってるわけじゃないので商業作品としてみたら50点てところですと。
上から詰められたらそう言うしかないんだろうなぁ、苦しいなぁ。

ミニシアター系の商業アニメ映画群と比べたらダメだよと言われたら、実際上映してるわけですから。「次は見てろよ」くらいは欲しかったところ。
メイクアガールとか。アラーニェとか。
同じラインに立ってるんじゃないんでしょうか？

音響、作画、演出、脚本全てを取っても高水準。エンタメ性とやりたいことをかなり高い水準で両立させた製作陣の手腕に脱帽だった。過去回想の差し込み方も秀逸で、本筋のテンポを損なわず、30分で伝えたい物語を120%伝えられていたように思う。自主制作短編アニメ映画のお手本となるような作品だった。