福岡・旭女子高校のダンス同好会。卒業公演のために、三年生の花奈・晴子・文の三人は、特別な一曲『Euphoria』にすべてをかけていた。世界を魅了した日本人アーティスト「RINAO」の楽曲に乗せ、最高のステージを─。しかし、公演当日、突然の中止宣告。 「楽曲の使用料が払われていません。これは違法です」 信じられない。踊れない?どうして?著作権って、誰のもの?音楽は誰のもの? 戸惑う彼女たちに突きつけられたのは、厳しい著作権制度の現実だった。 音楽の自由を、ダンスの情熱を、このまま失うわけにはいかない。 青春と音楽の未来をかけた、少女たちの最後のステージが始まる。