アンディラウが、アンディラウが、、、リーアムニーソンの領域に。

この領域はある意味でリーアムニーソンの専売特許みたいなイメージだったけど、そこにもう1人、レジェンドが参入した、そんなスカイパニックアクション。

アンディラウ、過去の仕事のあれこれで娘を失明させてしまい、その影響で自らも精神に異常をきたしてしまったりなんやかんやで家族と別れることになる。

自分の心が制御できない部分があってそれ以降も家族とは微妙な距離が空いてはいる。
そんな時に、たまたま自分と、元妻と娘が同乗した航空機がハイジャックされる。

もともと要人警護のSPみたいな仕事柄のアンディラウは、娘と元妻と乗客を守るため、ハイジャック犯らを相手に取り、機内で悪戦苦闘、孤軍奮闘するスカイアクション。

もう完全に王道の航空機ハイジャックの展開。
サムネイルも、ホームページの場面写真も、見た目も話もこれでもかというほどに王道中の王道。

なんかアンディラウがキャラの設定上なのか、要人警護とか、やや心に影がある人物像からなのか、浅めにキャップを被っているのが気にはなるけど。

航空機ってこんなに隠れる場所とか相手の目を掻い潜って移動できる場所とか近接戦闘とか武器になるモノがあるのかと思うほど、すべてを駆使して余すことなくアクション。

航空機ってスゴいんだな、とか思っていると、いよいよ航空機のエンジンが支障きたして、、、。

この辺も、スカイパニックアクションを観たことがある人ならば、堪らない感じに。
しかも、このラスト、、、航空機なのか、即席パイロットなのか、アンディラウなのか、“2台のトレーラー”なのか、何が優秀なのかわからないレベルのウルトラCが観れる。

1周して笑っちゃうレベルで王道を走り抜け、アンディラウをこの領域に至らしめたド派手な作品。

個人的には“例の飛んだCAさん”が1番スゴいと思っている。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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F:2854
M:91

30年くらい前の『エアフォース・ワン』てハリソン・フォードの映画が好きなんだけど、そんな頃の熱さを思い出させる良い映画でした。

アンディ・ラウの映画は多分初めて観るけど、この見た目で60代か…50いってるのかなくらいかと思ってた。filmarksに登録されてる出演作が120作以上って凄え。

何度か出演作を見たことがあるのは娘役のチャン・ツィフォン、子役から有名らしいので中国での芦田愛菜さんポジションの人なのかな。本作では盲目設定でわりと静かな役だけど、やっぱりいい女優さんです。

悪役が清々しいくらいのクソ人間なので、一人ずつ殺人フルコースでやられていくのは、見ていて気分がいい。テロリストとかにハイジャックされる映画が多いと思うけど、要求がシンプルに金ってのも珍しい気がする。

一見すると脳筋な展開に見えて、脱出パラシュートをめぐった駆け引きもあり、訓練を受けているとはいえ主人公が一人で大勢の犯人グループと戦うことができてる展開にもある程度の説得力があると思った。

後日談がテロップで語られてるので、一瞬実話が基になっているのかと思った。中国で悪いことしたらこうなるから、お前ら肝に銘じろよというメッセージと受け取りました😂

ハイジャック映画のスリルと、家族をめぐるヒューマンドラマの両方を味わえる良作でした！

飛行機内で繰り広げられるハイジャック劇は、とにかくハラハラの連続。密室ならではの緊迫感の中で、主人公も悪役もアクションがとにかくかっこいい。
そして圧巻なのが、機体が制御不能に陥るシーン。観ているこちらまで体が強張るほどの緊張感。