
九条新介は、才気あふれる椅子職人。彼のSNS上に掲載されている作品は、どれも洗練されていて、椅子業界の人々からの問い合わせが絶えない。 しかし、SNSで見せている姿は、全て仮初めにすぎなかった——。九条は、作品に魅せられ、連絡してきた人々を工房に招き入れ、容赦なく殺害。殺した人間から、椅子の“素材”を集めていたのだった。 ある日、敏腕椅子バイヤーの加藤夏子から九条へ「作品を見たい」とメッセージが届く。作品にどこか既視感を覚えた加藤は、取引はしなかったものの、今後“すごい作品”を作りそうな可能性を九条に感じ、親交を深めていく。 作品のパーツを集めるため、次々と人を殺害していく九条。 やがて、数々の違和感が確信に変わった加藤は、心のどこかで職人としての九条を信じながらも、その正体を突き止めるため、行きつけのバーのオーナーの内田と工房へ向かう……。




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