つっつー

グエムル -漢江の怪物-のつっつーのネタバレレビュー・内容・結末

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

王道のB級モンスター映画ではなくて社会派な感じもあったけど、個人的にはコメディ寄りの映画として楽しんだ。
導入から『川に化学薬品を棄てる』という展開は笑っちゃうし、言い方悪いけど全体的な品のなさも笑っちゃう。笑いごとではないんだけどね。

後は抜けてる主人公のキャラとソン・ガンホがハマりすぎ。バックボーンを考えるとただ笑えるキャラではないんだけど、それでも演技力あって笑っちゃう。無策行動が多いとか、手を引く娘間違えるとか残段数の数え間違いとか、笑って済むようなレベルは超えてるんだけど嫌いにはなれない。
バカだけどずっと全力だし、バカになってしまうだけの環境で育ったこともあって、つい甘い目で見てしまった。お父さんがあの表情でカンドゥに振り返ったのも分かる気がする。

男の子が生きてるならナムジュも生きてて良かったんじゃないかなぁ…。