その男の本当の顔は？

連続女性失踪事件が発生
犯人の似顔絵を作り捜査する警察だったが、突如犯人が自首してきた
9人の女性を殺したという男スティーブン
裁判所はその異常さから精神鑑定を命じるが、果たしてこの男正体は…？

連続殺人犯を巡るインドミステリー映画
自首してきた殺人犯、その不可解な真相を警部補と精神分析員が解き明かします
スティーブンへのカウンセリングを行い、そこから出てきた情報を元に捜査は進行していきます

現在の捜査風景を挟みつつ、順番にどんなことが行われていたのかを振り返っていくような感じです
割と淡々と進んでいくタイプですが、スティーブンの生い立ちから遡っていくので進行はゆったり目
パーソナルな部分を深ぼることで感情移入を狙ってるんですかね？

自首済みの犯人の反抗時や現在の精神状態を調べたりしていくので、犯人を追い詰めるわけでもないのがちょっと残念
自首した犯人の動向を追うだけで正直面白みに欠ける印象でした
後出しの情報ばかりが増えていきますね

ちゃんと結論に辿り着き判決まででるのは良かったです
全て終わってからのひと展開は、おっ！と思わせてくれましたがちゃぶ台ひっくり返された感は否めないです笑
そしてこの作品で続編作ろうとしてるのにビックリさせられました！
確かになあなあにされて残ってる謎はありますが、深ぼりして話展開させれるのか？？

サイコな殺人鬼なのか人生歪められた被害者なのかな物語でした

• #剣々のインド映画鑑賞記

#2025136
この映画を語る上で、まず触れなければならないのは、その「あらすじ」が持つ強力な魅力だ。
「9人の女性を殺害したと自首してきた男の鑑定を依頼された精神分析医が、やがて男が本当に連続殺人犯なのか、それとも何らかの倒錯したゲームの被害者なのか疑問に思うようになる」
この文章は、観客に深遠な心理戦と真実の二重構造を期待させるに十分な力を備えている。制作側がこの「謎」を予告の核に据えた判断は、マーケティング戦略として極めて優秀だったと言える。
しかし、鑑賞後の率直な感想は、期待との大きな乖離だ。
結論として、本作はあらすじが示唆するような知的なサスペンスというよりも、極めてオーソドックスな連続殺人犯（シリアルキラー）の物語に終始している。予告で謳われた「倒錯したゲーム」の要素は本編ではほとんど機能しておらず、観客の期待は「あらすじ詐欺」という形で裏切られる。
映画の内容そのものよりも、この巧みなあらすじ文こそが、実は最も注目すべき「作品」なのかもしれない。

記録

🙄
楽しみにしてたのに。
続いちゃ困るw