たにたに

プレシャスのたにたにのレビュー・感想・評価

プレシャス(2009年製作の映画)
4.2
🔸父親からのレイプ

🔸ソーシャルワーカーのマライアキャリー

🔸ポーラパットン美しき



◉プレシャスそれは高貴な女の子

数学が得意なまだ16歳の女の子。
学校で数学の先生から気にられているって信じてる。
だって、夢見る女の子なんだから。

でも、、
彼女はすでに子供を産み、そして、今も妊娠している。お父さんは、なんと自分の実父。
彼女は3歳の頃から父親からの性的暴行を受けていたのだ。
母親は味方になってくれず、父親が出ていったのはプレシャスのせいだと、変わらず暴行を受ける毎日。

そんな嫌な過去を消し去るように、
プレシャスは妄想で記憶を上書きしているように感じる。


代替の学校に通うようになると、そこで出会った仲間たちと彼女は小説を描いていく。
そんなことをしているうちに、居心地が良くて、今まで生きてきた辛い生活が嘘のように思えた。

彼女は最後気付くのだ。

ずっと妄想していた自分はいなくなって、
今を必死に生きる自分と、そしてなりより可愛い子供たちと、1秒でも長く暮らしていくことが私の使命なのだと。

父親からエイズをもらっていることに気づき、母親とも絶縁し、愛ってなんなんだろう。家族ってなんなんだろう。

プレシャスは高貴に生きていく。
たにたに

たにたに