140字プロレス鶴見辰吾ジラ

ゴッドファーザーの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.2
ズートピアを先に見てしまいまして…

不朽の名作と謳われたマフィア映画の最高峰。

退屈だったかもしれない
おもしろくなかったかもしれない
と視聴した後感じたが、ふと思い出すと大人として人生を歩む上で大切なことはここに述べられていたのだと驚愕するハメになる。

最初はゴッドファーザーのお悩み相談所と思しき、日常シーンが展開され緊張感薄いかなと思っていたところで男優のお悩み相談から馬の首のシーンまで流れで、何がゴッドで何がファーザーなのかを理解させられた。画面越しに銃を突きつけられたように。

家業を継ぐことになるアル・パチーノのドラ息子的な序盤から覚悟を決めてゴッドファーザーを継ぐクライマックスまでの腹にズッシリとした感覚は180分弱の上映時間が彩ってくれる。
アル・パチーノの若き日に驚きましたが、それ以上におとこから男になり、漢になっていく様が表情から感じられた。

撮影においても光と影のコントラストがストーリーも踏まえ強調され、ドン・コルレオーネの目の窪みが絶妙に影を落とし、優しげな父でありながらも畏敬の念を感じさせられる存在なのだと表現していた。

まだ未熟ゆえまだ感じ取れていない部分が多いと感じているのでまた大人として成長したら見ます。