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遥かな町へ
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遥かな町への作品紹介

遥かな町へのあらすじ

48歳の建築デザイナーの中原博史は、仕事の出張帰りにふと故郷・⿃取の倉吉を訪れる。墓参りを済ませた帰路、なぜか彼は1963年の町へと迷い込み、“14歳の⾃分の⾝体”に戻ってしまう。だが意識は48歳のまま。彼は思春期の少年として、再び家族と向き合うことになる。そこには若き⽇の⺟、妹、祖⺟、そして、やがて突然家を出て失踪する⽗の姿がそこにはあった――。

遥かな町への監督

錦織良成

原題
公式サイト
https://harukanamachie.jp/
製作年
2026年
製作国・地域
日本
上映時間
126分
ジャンル
青春
配給会社
ムービー・アクト・プロジェクト

『遥かな町へ』に投稿された感想・評価

【大谷亮平・滝藤賢一・錦織良成監督舞台挨拶付上映】

原作は「孤独のグルメ」「神々の山嶺」の漫画家谷口ジロー。
中年男が1963年の中学時代へタイムスリップ。
家族や同級生との再交流で、人生における幸せを見つめ直します。

中学生に戻った主人公は、当時の家族(父、母、祖母、妹)が夕ご飯を食べているところに戻ります。
死んだお母さんと再会するわけですけど、そのお母さんを戸田菜穂が演じていて、そりゃ~こんなに美しいお母さんだったら、感動しちゃうわけですよ。
僕も、共感して涙ぐみました。

戸田菜穂・橋本マナミ・奥田恵梨華という、私が選ぶ美し過ぎるお母さん役三大女優が揃っています。
また、オーディションで選ばれた同級生役の磯谷萌々子さんの方言も可愛いです。

それと、どうしてもお父さんがとる行動が腑に落ちないところではあるのですが、
監督のコメント「当時は戦争経験者による失踪・蒸発が多かったようです」をお聞きし、納得できました。
映画の中でも、女性たちに残る戦争の爪痕みたいなものが垣間見らえます。
そして、自分が同じ年代になったからこそ分かる、当時の大人たちの気持ち・思いが切ないです。
石州瓦(赤瓦)屋根が美しい鳥取倉吉の風情も相まって、情感豊かな良作になっています。

<舞台挨拶コメント>
(滝藤)
倉吉には約1か月いました。
自転車に乗ったりして、街を徘徊しました。
毎日ラジウム温泉につかって、すっかり健康になりました。

(錦織)
CGをできるだけ使わないで、昭和の街を再現しました。
当時まだ無かったアスファルトを剥がすなど、街ぐるみで協力して頂きました。

(錦織)
中学生役で及川桃利を選んだ決め手は、眉毛です。
大谷さんに似てるでしょ?

(滝藤)
娘役のこのかちゃんからお手紙をもらって、最後の列車のシーンの前に読みました。
列車の出発と合わせる必要があって、台本通り演技しなければならないのですけど、娘に会いに家へ帰りたくなりました。

(滝藤)
倉吉の写真館に、三國連太郎さんがまだ俳優になる前の写真が飾られています。
今はお孫さんがやられていて、私も撮って頂きました。

(大谷)
現代の家族のシーンも倉吉で撮影したのですが、帰りの車の窓から皆さんの写真が見えて、急遽、家族4人での写真も撮って頂きました。

子役の女の子(このかちゃん)が赤い靴を履いてサプライズ登壇して、暖かい雰囲気の舞台挨拶になりました。
お父さん役の滝藤賢一からお土産を貰ってました。
3.8
「孤独のグルメ」の作画などで知られる漫画家・谷口ジローが1998年に発表し、2010年にルクセンブルク・フランス・ドイツの合作で映画化された名作漫画「遥かな町へ」を日本で新たに実写映画化。人生の折り返し地点を迎えた中年男性が中学時代にタイムスリップし、友人や初恋の人との再会、家族との時間を通して、自らの人生の選択を見つめなおす姿を描く。原作の漫画やフランスで映画化された作品を観てみたいと思うような温かな作品だった。

建築デザイナーとして働く48歳の中原博史(大谷亮平)は、仕事の出張帰りに故郷・鳥取の倉吉を訪れる。母の墓参りを済ませた帰り道、彼はなぜか1963年の町に迷い込んでしまう。そこには若き日の母や、妹、祖母、そして後に失踪する父の姿があった。意識は48歳のまま14歳の自分の身体に戻った博史は、思春期の少年として、再び家族と向き合うことになる。

原作の舞台である鳥取県倉吉市で撮影が行われ、昭和30年代の面影を残す白壁土蔵などの風景が郷愁を誘う。セットではないかと思うほど昔の風情が残った町に引きつけられた。1963年ってこんな感じだったのかと髪型や服装だけでなく、60年前の食事風景や日常生活が映し出されて興味深い。俗にいうタイムスリップものだけど、「大人の視点」で送る二度目の思春期や中身は48歳の大人のままで14歳をやり直すことによって、当時は気づけなかった初恋の切なさや、同級生たちとの何気ない毎日の愛おしさが深く胸に刺さる。やがて失踪してしまう父親と対峙し、子供の頃は「理不尽に家族を捨てた」としか思えなかった父親の苦悩や孤独を、同じ大人の目線で知っていくプロセスが非常にリアルに描かれていて切ない。

大谷亮平が博史役で主演を務め、1963年に生きる14歳の博史を及川桃利、博史の初恋相手・長瀬智子を磯谷萌々子、博史の両親を滝藤賢一と戸田菜穂がそれぞれ演じた。「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」「たたら侍」など地域に根ざした物語を描いてきた錦織良成が監督・脚本を担当している。人生折り返し地点にいて、家族との関係が微妙な人々にとって、これからどんな風に生きて行きたいか、ふと立ち止まって考える道しるべのような作品だった。
桃龍
4.0
『神々の山嶺』の谷口ジローの同名漫画が原作。中年ひとりで昭和にタイムスリップする感じが『孤独のグルメ』に似ている。
フランスで先に実写化されていることが原作の良さを証明している。

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