『ハスラー』
原題 The Hustler.
製作年 1961年。上映時間135分。
ポール・ニューマンが主演を務め、賭けビリヤードの世界に生きる男の転落と再起をモノクロ映像で描いた名作。
ウォルター・テビスの同名小説を原作に、ロバート・ロッセンが監督を務めた。
1986年にはマーティン・スコセッシ監督、ニューマン＆トム・クルーズ共演による続編『ハスラー2』が製作された。

賭けビリヤードのプロとして頭角を現した若きハスラーのエディは、負け知らずの大物ハスラー、ミネソタ・ファッツに戦いを挑む。
勝負の前半は圧倒的にエディの優勢だったが、油断して酒を飲んだために逆転負けを喫し、一文無しになってしまう。
酒びたりの荒んだ生活を送るようになった彼は、足の不自由な女子大生サラと恋に落ち、一緒に暮らし始める。
ある日、エディは賭博師バートから、ファッツと再戦するための手助けをすると持ちかけられるが
。。。

Now I know why they call you Fast Eddie.

今作品すべてのビリヤード、マッセショット以外は(トリッキーなショットは第14回世界ビリヤードチャンピオンのウィリーモスコーニがスタントハンドしてる)俳優自身（ポールニューマンとジャッキーグリーソン）がプレイしたものらしい。
因みにマッセショットとは、通常のショットでは起こせないアクションを手球にさせ ることを目的として、キューを垂直 (に近い) 角度に立てて、手球を上から撞き下ろす特殊なショット、 技法で、最初に弾き出されたボールがスピン回転方向へと鋭いカーブを描くのが一般的かな。

今作品には弱いシーンが1つもあらへん。
ホンマひとつも。　
(あくまでも個人的には)
これってのは、将に映画てのは何かちゅうことの映画的究極やと思う。
こないに普遍的なテーマが、これほどうまく描かれている映画は個人的には少ないと思います。
また、このテーマは、何が勝者を作り、何が敗者を定義するのかちゅう格好エエ云い方ならそうなる。
また、その答えは、キャラにある。
視聴者はどないして、つかみどころのない輪郭をを手に入れるんか。
ある映画やと災害という試練を経てか。
また、ある映画なら失恋でか。
いや、何かを売り渡すことでか。
今作品のプールゲーム(ビリヤードゲーム)は、単に便利な小道具に過ぎないし、ただのプールの映画ではないと感じる。
作中の対決は、前にも似たようなのを見たことがある。
若者が王者にに挑戦する物語。
かつ
ビルドゥングスロマン。
とは、少年たちの成長を表すいい言葉。
ある者は、自分勝手な利益のために人を利用するのをやめ、前に進むための成熟を得る。
ロバート・ロッセン（製作、脚本、監督)とウォルター・テヴィス（原作）は、初期の動物的本能を克服するためには人格が必要であり、生身の肉体的才能以上のものが勝者になることを自分の中に見出すことが必要だと述べてた。
なるほどなぁと。
うんと昔に製作され、今後幾度となく視聴を繰り返しても、この映画の素晴らしさは変わりないと思えた。
ニューマン、グリーソン、ローリーの3人の魅力的な演技、そしてジョージ・C・スコットの本当に見事な、顔負けの、オールタイム・グレートな演技。
今作品がノワールに分類されるべきものなのかどうかわからないけど、また、犯罪ドラマでもない。
現実的であると同時に、非常に道徳的な物語でもあると感じる。
ファースト・エディ役のニューマンがモラルを身につけるには個人的な悲劇が必要であり、その個人的な悲劇は、国家の価値観、アメリカ人が持つ価値観に対する寓意的なコメントとして読むことができる。
今作品はさまざまなレベルで機能しており、それらのレベルの意味はすべて、競技用プールの本質的にスリリングなドラマの上に成り立っていた。
ハリウッドのスターが勢ぞろいした今作品は個人的に名作やと思う。
ニューマン、グリーソン、ローリーの3人の魅力的な演技、そしてジョージ・C・スコットのマジに見事なオールタイム・グレート(史上最高の人の意)な演技。
また、ニューマンの最高傑作やと震えた。
彼は、圧倒的なアタッカーのゲームフェイスと態度を持っていました。　
今作品の中のすべてが、人生そのものだやし、力を感じた。
パイパー・ローリー脆さと弱さをうまく表現してたし、スコットは敗者であり、その役柄はお見事。
グリーソンは、ニューマンが頂上まで登るために乗り越えなければならなかった山。
そのすべてが、映画芸術の最上級のパッケージとしてここ存在してた。

▪️Title : 「ハスラー」
Original Title :「The Hustler」
▪️First Release Year:1961
▪️JP Release Date :1962/06/13
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards :
1962年アカデミー賞 撮影賞、美術賞
▪️Appreciation Record :2020-468 再鑑賞
🕰Running Time:134分
▪️My Review
本作を観てビリアードにハマった人多かったですよね。私もその一人です！！
そう、名優ポール・ニューマンの代表作ですね！
ビリヤードを主題にした映画として知名度が高いウォルター・テヴィスの同名小説が原作で、一人の若きハスラーの挫折と苦渋、人生の全てを描いた名作ドラマです。
ビリヤードの世界に生きる男たちの非情な戦いを描いたロバート・ロッセン監督の名作で、何と全編の半分ほどがビリヤード・シーンということでも特筆すべき意欲作です。抜群の才能を持ち、若くして名をあげたハスラー、エディ(ポール・ニューマン)とシカゴ一の勝負師ミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン)との宿命の対決は緊迫感溢れる展開で見ごたえ十分です。
映画中のビリヤードのプレイはほとんど全て役者本人が実際に行ったもので、ポール・ニューマンとジャッキー・グリーソンの二人は本作品のために、伝説的なビリヤードプロのウィリー・モスコーニから猛特訓を受けました。なんとポール・ニューマンは本作品に出演する前は殆どビリヤードを遊んだことがなかったといいます。
挫折と苦悩を背負いつつ、勝負に人生の全てを賭ける男の魅力と哀しさをにじませる名演が高く評価された若き日のポール・ニューマンの熱演と、ジャッキー・グリーソンや悪徳マネジャー役ジョージ・C・スコットなど名優とのバランスも素晴らしいですね。アカデミー賞では撮影・美術監督賞を受賞しました。

ちなみに、本作品で主役を演じたポール・ニューマンについて、『傷だらけの栄光』や『熱いトタン屋根の猫』で成長した演技を披露したものの、それまでマーロン・ブランドやジェームズ・ディーンたちの模倣者として認識されていたニューマンが、初めて自分の演技スタイルを確立した作品だと賞賛されました（参考:Wikipedia）

物語は。。。
賭けビリヤードのプロ、エディは、ミネソタ・ファッツと呼ばれる男に勝負をいどみました。優勢に進んでいた試合も、エディが油断して酒を飲んだとたん逆転してしまいます。その勝負で全ての財産を失ったエディは、次第に生活がすさんでいきます。だが、愛する女性に自殺されたとき、彼は再びファッツに挑むのでした。。。

1986年にマーティン・スコセッシを監督に迎え続編の『ハスラー2』が製作されました。主演にポール・ニューマン、相方に当時ブレイク中のトム・クルーズを起用した『ハスラー2』は大ヒットを記録し、ニューマンに念願のアカデミー主演男優賞をもたらしました。

▪️Overview
ウォルター・ティーヴィスの「ハスラー」（ハスラーとは相手を引きつけておいて徹底的に稼ぐギャンブラーのこと）を基に、「コルドラへの道」のロバート・ロッセンが製作・脚色・監督したギャンブラーの異色作。撮影はジーン・シャフト、音楽はケニョン・ホプキンスが担当。出演者はポール・ニューマン、ジャッキー・グリーソン、パイパー・ローリー、ジョージ・Ｃ・スコットなど。（参考:映画. com）

• #死ぬまでに観たい映画1001本

ポールニューマンのドキュメンタリーを
イーサンホークが監督するんですね。
 https://screenonline.jp/_ct/17394181

ポールニューマンはずっとオスカー獲れなくて
58歳で評決🎬で有力だったのに獲れず、
62歳でハスラー2🎬で初受賞。
微妙な空気だった記憶。
2は観たけど1は初です。
原作は地球に落ちてきた男🎬のウォルターテヴィス。
ハスラーは、勝負師、売春婦、男娼の意味。
ポールニューマンがクール。
ビリヤード🎱も凄腕。
エディフェルソンが無敵のミネソタファッツに挑む。
初回対戦は耐久レースのような試合。
何時間やるの？
12時間以上？？
しかも泥酔のエディ。
J.T.S.ブラウンは飲んだことないけど
高級バーボン🥃なんですね。
ビリヤード🎱のシーンは盛り上がる。
それ以外は淡々としてます。
2の方が好きでした。
ビリヤードの映画といえば、
あなただけ今晩は🎬の、ビリヤード台で踊りまくるシャーリーマクレーンが最高です。

• #ビリヤード
• #ハスラー
• #ウォルターテヴィス
• #J.T.S.ブラウン