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デビルのRのレビュー・感想・評価

デビル(1997年製作の映画)
3.6
パクラ監督、ブラピ、ハリソンフォード主演ということで大変なるワクワクを胸に見たんやけど、うん、まぁそこそこ面白いんやけど、期待値は下回ってしまったかな、という印象。でも、評判ほど悪くもないかなーと思いました。IRAの支持者だった父親が、8歳の息子フランキーの目の前で射殺され、年月が過ぎ、フランキーはIRAのリーダー的存在になっている。ある日、テロリスト達は北アイルランドの市街で警察と軍隊に囲まれ銃撃戦に突入。激しい攻防戦から何とか抜け出し、ニューヨークに渡ってさら武器を調達しようとするフランキー。そんな若者を演じるのが、おそらくこの時代が最も美しいと思われる神々しいまでのイケメン、ブラッドピット。イケメン過ぎて愕然。どのシーンでも一瞬たりとも目が離せません。アイリッシュの訛りと瞳の憂いとほんの少しの粗野さがすべてブラピの美貌を際立たせていて、ガン見に次ぐガン見。考えてみておくんなまし! あなたは人殺しまくってるテロリストに恋することができますか! たとえばISISのテロリストにムチャクチャなイケメンがいたとして!(まぁ実際おるけど)恋できますか! この時代のブラピならば100%恋に落ちるでしょう! そんな超イケメンのフランキーはアイデンディティを偽り、協力者の紹介で、何も知らぬ警察官トムの家族のところに居候することになる。ええっ! 警察官のおうち! それはいくらなんでも無理がないすか…という展開だが、まぁえぇわ。とりあえずここの疑問点を乗り越えると結構楽しめる。そんなあり得ぬ設定につまずくとちょっと見てられないかも。で、トムを演じるのがハリソンフォード。二人とも大好きな俳優で、どんなからみを見せるのかと期待してたけど、案外サラッとしてて、後半の悲劇につながるほどの絆、いつの間にできたんだろう、とチョッピリ疑問が浮かばなくもなく…。けど、それも呑み込んで見ると、結構おもしろいよ! どちらかと言うと、トム側のお話の方がドラマチックで良かったかな、と思う。退職間近の相棒とのエピソードとか、娘達を含む家族とフランキーとの関係とか、そう言ったあれこれが結構心に残る。ただ、良くも悪くもものすごくスタンダードなつくりの映画って感じで、クライマックスも心動かされそうなムードではあるんやけど、シリアスな割には何となくボヤッと見れてしまう。やっぱ全体的にもうちょっと締まりがあったほうがいいんやろーなー。と、否定的な響きのある感想文になってしまったけど、ホントに、そんなに悪くないと思います。とにかくブラピのカッコよさを見れるだけで、ポイントだいぶ高いですよ!
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