むぅ

ハリー・ポッターと賢者の石のむぅのレビュー・感想・評価

4.0
「ハムレット!!」

昔読んだ北村薫の小説の中で、確か...イギリス文学を専攻する学生達と教授が、あるゲームをする。
読んでいそうで、実は読んでいない人が意外といるのではないかという作品をあげていく。
ゲームが終盤に差し掛かったとき、教授が思わずその名を叫んで場が凍る、というシーンにニヤッとしたことがあった。
私のそれが「ハリーポッター」と「スターウォーズ」なのだ。
(冒頭で叫んでおいて、「ハムレット」だったかどうか、実はちょっと自信がない。シェイクスピアだったことは確か)

有名な映画を初めて観る時に、いつも凄いなと思うのは、初めてなのに音楽は聞いたことがあるものばかり。
原作は読んでいるけど、毎度友達から借りていた。登場人物や寮の名前は記憶に引っかかっていたのに、ストーリーをわりとまるっと忘れていて、映画・音楽・本など好きなものは自分の手元に置いていつでも触れられるようにしておく事は、とても意味があることかもしれない、と思った。

「魔女の宅急便」にせよ「ナルニア国物語」にせよ、"魔法"が大好きで、つい試してみたくなる。
残念ながら私のよく使ういくつかの駅は9番線までないので、2 3/4番線ホームとかで何とかならないものか、と思ったりしながら観た。

小さい3人の"三人寄れば&三本の矢も"感が、たまらなく可愛いし頼もしい。個性を活かしたり、チームで何かを達成するために必要な事が実はたくさん詰まっていて、ちょっと仕事のことを思い出したりした。

バーで誰かが大阪方面に旅行するたびにお土産としてカウンターに登場するグミはこれか。とりあえず食べてみての、あのゲーム。中を見て色を確認して選ぶの絶対反則だと未だに思っている。行くタイミングが悪いと変な色のものしか残っていない。結果、ごまかすためにお酒が進むので、良いシステムだよなと思いながら、せっけん味と土味を流し込んだことも思い出した。
むぅ

むぅ