むぅさんの映画レビュー・感想・評価

むぅ

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クロニクル・オブ・レイシズム アメリカの真実(2021年製作の映画)

3.8

「でもきっと都市伝説はうちら」

久しぶりにいつもの4人で飲む。すでに合流した1人がウキウキと言う。
「飲み会久しぶりだぁ、でも最近あんまり飲めなくて」
「とか言って、2〜3杯で終わるって事はないでし
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

48分で、出来ること。

お風呂に入ること
ご飯を食べること
ちょっとしたお散歩

眠りにつくには足りないこともあれば、おつりがくることもある
涙がひくには足りないこともあれば、おつりがくることもある
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.7

「俺、殺される感じ?」

その昔、バカリズム脚本の今作のリメイクドラマを観ていた。十人の女たちがそれぞれ、一人の男に対し死ねと心の中で呟く笑えないのに笑ってしまうシーンがある。
その時はまだ氷結無糖に
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教育と愛国(2022年製作の映画)

-

知らんがなっ!と思った、正直。


こう始まるのだ。
クローズアップされる小学二年道徳の教科書「おじぎ」を教えるページ。

[れいぎ正しいあいさつは、どのあいさつでしょうか]
1、「おはようございます
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牛久(2021年製作の映画)

-

二度とこんな涙は流したくない。


恥ずかしくても涙は出るものなのだと知った。
この現実を知らなかった事が恥ずかしかった。
『アンネ・フランクと旅する日記』を観た際、私にはショックなシーンがあった。問
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点と線(1958年製作の映画)

3.6

一昨日、電車でお隣だった方への感謝を込めて


「点と点が結びついて線になったんだよ!」
そう力説されていたので、その横で松本清張って読んでないけど観てる作品わりとあるかもな..と思いながらfilma
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見えない恐怖(1971年製作の映画)

3.9

伝えていた時間よりも遅く帰宅したら、床に両親が転がっていた。

「!!」
強盗?いや、鍵かかってた。
毒ガス?いや、変な臭いしない。
熱中症?いや、部屋涼しい。
言いようのない恐怖体験をした後、テーブ
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

3.5

【何にでもレーズン入れる奴】

映画の吹替で"唐揚げに勝手にレモンかける奴"が"何にでもレーズン入れる奴"と訳されていたというのを目にし、なるほどと思った。
全世界共通で"こういう人いるよねあるある"
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素晴らしき、きのこの世界(2019年製作の映画)

3.7

どちらかというと[たけのこ派]


毎週楽しみに観ているドラマで、あまりにも不当な扱いを受けるきのこが気の毒になり、観たいと思いつつも集合体恐怖症としては脳内でアラートの鳴っていた今作を。

きのこ・
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

4.1

「そう思わない?ドロシー」

『天使なんかじゃない』
その漫画の中で主人公の翠がイマジナリーフレンドにそう言った時、作者の矢沢あいは『アンネの日記』を読んだ事があるんじゃないかなと思ったのを今でも覚え
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

「七味と醤油は使ってるはず」
「ごま油は?」「それかも!」
「昆布茶は?」「あり得る!」


[やみつきあたりめバター]
時々行っていたお店で出会った、何ともシンプルなのに破壊力のあるメニュー。
さき
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.2

それはもう、死活問題!

39度のとろけそうな日
炎天下の夢 Play Ball Play Game!
「せーの」で走り出す

シャッフルにしていたiPodから、センチメンタルバスのこの曲が流れた。
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.9

先週、当て逃げされた。蝉に。

そっちからぶつかってきたくせに大騒ぎして、更に壁にぶつかってから飛んでいった被害者然とした彼とアル・パチーノ演じる犯人がちょっと重なる。
こっちだって、まぁまぁの恐怖を
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

煮詰めれば煮詰めるほど
苦みを増してゆくカラメルを想う


初めて自転車に乗れた時、それまでとは違う風を感じた。
初めて泳げた時、自分が水になった気がした。
初めてキスをした時、檸檬の味じゃないことに
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13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.5

「さすがに不謹慎かと思った」

6月10日未明、最近ホラー映画の楽しさを知った容疑者は『13日の金曜日』に手を染め、そこで、もうすぐ13日だが、それが土曜日だという事に不満を持ち12日(金)から13日
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.3

く、く、くれなずめず!


くれなずみたかった。
なんせ好きな俳優だらけである。
特に藤原季節と若葉竜也。
このお2人が共演しているというだけで「観たい」と思う。

夕方は1日の中で"変化"の多い時間
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.7

アイスとテキーラとホラー映画。

もう、神に誓おう。
無宗教なので一体どの神に誓えば良いのか不明だが。

神様、今まで「私、怖いの苦手で」と数々の無意識ぶりっ子を振りまいてきた事を反省します。
そして
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

「これは?」「クマ!」
「これは?」「ホクロ!」
「シミどれ?」
「ねぇ!ポテトあげないよ?」

相手が、私の目元を見つめながら指差してくる御年7歳の爽やかやんちゃ君でなければ、こんなデートは早々に切
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REX 恐竜物語(1993年製作の映画)

2.5

「お母さんは絶対に嫌です」

小さい頃、夏休みのほとんどを祖父の家で過ごしていた。
自分でもどうしてこれを観たいと思ったのか、今になると不思議で仕方ないのだが母に懇願した記憶は、ある。
ちなみに我が母
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

5分から15分の間に収まった。

「"少し"遅れます」
そう言われたら何分くらいだと思う?もしくは何分待てる?
という質問を職場でしてみた。
ちなみに私は正確な時間を教えてもらえたら、相手や状況にもよ
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.9

["全"私が震え上がる!!]

はずだった。
何なら私の中の小2の私がムクリと出てきて「お母さぁーん!」と泣いてしまうかもしれない、はずだった。

おや?
・眠れなくなったら困ると思い、ちょっと睡眠不
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

「何食べたらそんなに可愛くなるの?木の実?木の実とかか?」

以前の職場で、とにかく素直で優しい愛くるしい子がいたので聞いてみた。
本人が返答に困っている中、隣にいた、こちらはとっても不器用でちょっと
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.1

初めて1人で飛行機に乗った、あの日を思い出した。

中2の夏。
1ヶ月前から家を空けていた母から電話があった。
更に仕事で翌朝の便になってしまう父からも電話があった。
「1人で飛行機、乗るか?」
「乗
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

4.4

「空が今にも泣き出しそうだよ」
「....いきなりなんなの?」

今作の影響である。
文章を読んで目の前に映像が広がっていく、という経験はよくある。むしろそれがあるから小説が好きと言っても過言ではない
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.2

10代で口ずさんだ歌を
人は一生、口ずさむ

7月10日の帰り道
歌を口ずさみながら、隣の駅のレストランまで歩いた。
「投票行って外食するんだ」
グラスワインを飲んでご機嫌になったので、大学の同期にそ
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.8

「これか!」

別に死の間際にいたわけでもなく、呑気に飲酒しながらの鑑賞であったが走馬灯のようにいくつかの映像が脳内をよぎった。

・衛生検査の前日、冷蔵庫のパッキンを掃除してくれている子の姿を見て他
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.7

「居場所探してますよね?」

あまりに唐突な質問に"見知らぬ"その方をしげしげと見つめてしまった。

え?居場所.....?
え?何の居場所...?私の?
え?私そんなに心細そうに見えるの....?
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

その人といると自分でいられた。

ビー玉越しの世界は、月がひっくり返っていたり、どこまでも広がっているはずの景色が閉じ込められている。
水の中から見上げると、月や太陽は滲んでいて、どこか遠い世界のよう
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重役室(1954年製作の映画)

3.8

「そういう事か!!」

以前の職場で、まぁとにかく厳しい上司がある日突然優しくなった。
こちらとしてはザワつくなんてもんではない。
同僚達と飲みながら密談である。
数日後、同僚とのグループLINEが鳴
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プリズン・サークル(2019年製作の映画)

-

あぁ、頭の中で手紙を書いてみたらいいのか

"怒り"の感情が苦手だ。
いや、正確に言うならば"怒りを言語化"するのが苦手だ。
もちろん日々の生活で、ムッとしたり、イラッとしたり、カチンとする。ムッとや
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.1

「何妙法"レンギョウ"!」

『安寿と厨子王丸』
そのアニメを幼い頃両親と観た。
お2人が両脇でむせび泣くので、娘としてはリアクションに困る。
しかも私の前にあるティッシュをどちらから先に渡すべきか悩
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私のはなし 部落のはなし(2022年製作の映画)

-

「なんか変なの」

小学生の頃ぼんやり思った。
私の地元にはいくつかの団地があり、どの団地に住んでいるかでその世帯年収があらかた想像がついてしまう現実がある。
小学生でさえ△団地は◯団地よりもお金持ち
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残菊物語(1939年製作の映画)

4.1

[乳母]警戒警報 無事解除

怖いて!
ここ最近『オーメン』を皮切りに映画内で出会う乳母、出会う乳母みな怖かった。ゆえに自分の中で[乳母]警戒警報が発令されていた。
溝口健二作品をいくつか観よう、そう
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リラの門(1957年製作の映画)

4.2

劣等感が優越感に変わる時。

"頼りにされる"というのは、やはり嬉しい。
仕事に関しては「私がいなくちゃダメ」という状況は健全ではないと思うタイプであるし、そういう職種である。もちろん、その人にしか出
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青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

3.8

私はシリアルキラーになる。

そりゃもうNetflixだって、ドキュメンタリーとして扱ってくれるだろう。映画にだってなるかもしれない。


誕生日に恋人にフラれ、勢いですることにしたデートで強いお酒を
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.2

「こんなふうにザルで分けられたらいいのに」

"気付いていないけど大切なもの"
"大切とは違う依存しているもの"
夜中、茹で上がった素麺をザルにあけながらそんな事を思った。
そして氷水の中の素麺を見て
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