むぅさんの映画レビュー・感想・評価

むぅ

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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

3.9

「iPhone13、メリーポピンズ」

友人から意味不明なLINEが送られてきた。私が映画好きだと知ってこそのLINEだったのだが、申し訳ない。観たことがなかった。

「iPhone13の画面の説明、
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.8

「え!やったぁ!」

数年前に新しいプロジェクトに関わる際、私のサポートにつくのが彼だと上司から聞かされた時の最初の感想だった。
彼はゲイらしい、とみんなが知っていた。今思うと、なんて酷いアウティング
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裏アカ(2020年製作の映画)

2.1

裏アカと言えば、裏アカなのだ。

繋がっている実際の友人はごく僅か。FilmarksにはFilmarksの、私なりの世界がある。
嘘偽りはないけれど、言うつもりのない事はたくさんある。

Twitte
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ショコラ 君がいて、僕がいる(2015年製作の映画)

4.1

「ボジョレーか!」

恋多き友人の
「今まで会った中で...」
「ここ最近の...」
「きっとこれ以上は...」
ご本人にとっては毎度大きな違いでも、こちらとしては何が変わったのかいまいちピンとこない
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シンデレラ(2021年製作の映画)

3.8

履いたら割る自信がある。

足が幅広・甲高なのでガラスの靴なんて、とんでもないのだ。
可愛くて細めのビーサンタイプのサンダルなんて履いた日には、小指は完全に蚊帳の外になる。

そんな悲しい小指のいない
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

4.2

「茶色は美人の色なのよ?」

友人達とちょっとドキドキしながら原宿に行った中2の春休み。
お小遣いで買った茶色のシャツが似合わなくて、鏡の前で悩んでいたところ、通りかかった母がそう言い放ってどこかに消
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

それはそれは台風のような勢力を持って"こじらせ"を発生させるのが10代なだけであって、大人になっても"こじらせ"は、そこにいると思っている。

幼馴染のイーニドとレベッカ。
高校を卒業したものの、何と
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グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

4.1

『水曜どうでしょう』が好きだ。

ヨーロッパを旅する中で、軍団がプーさんの故郷ハートフィールドを訪れた時、羨ましかった。
私もあの小川に小枝を投げたい。

『クマのプーさん』の著者A・A・ミルンが、息
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.7

綾野剛版『マディソン郡の橋』が観たい。

先日『シャイニング』を観て日本版でリメイクするなら、ジャック・ニコルソンは香川照之で是非と思ったという話から、それぞれの好きな俳優版『名作と言われる映画』キャ
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.1

「後片付けよろしくね」

夫の髪を切った後、妻はそう言って旅行に出かける。
妻は夫の不倫を知っていたのではないか。床に落ちた彼の髪ではなく、「うん、完璧」と自分が切ってあげてさっぱりした髪の彼がこれか
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

4.0

友人に"横乗り一族"が多い。

音楽の横ノリは大歓迎だが、運動神経がいつ切れてもおかしくない点線なので、「楽しいよ!」という夏のサーフィン、冬のスノボ、春秋のスケボーのお誘いに毎度「うん!楽しそう!い
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.8

思い立ったが吉日 とは言え、
真夜中に観る映画ではない事だけは間違いない。

今止めたら次観ようと思うのはいつになるか分からない、夜中に観ようが昼間に観ようが、この衝撃はきっと変わらないと思いながら
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

「どっちか気付いて!」
永遠に手紙を食べ続ける予感しかしない白黒のヤギ2人の歌を思い出してしまった。

初めて知った時、へぇと思った【恋愛の3つの"ing"】

タイミング
フィーリング
ハプニング
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ヒキタさん! ご懐妊ですよ(2018年製作の映画)

3.9

「お父さんに言ってくださーい」

小学校1年の時、洗濯物をたたんでいる母に妹か弟が欲しいと言ったところ、こう返ってきた。
今思うと、小1への返答としてはなかなかな気がする。

ヒキタさんご夫婦。
「ヒ
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普通の人々(1980年製作の映画)

3.9

「美味しい?」
「普通」
「なんかすみませんね」

"恋人が一人暮らし"という人生初のシチュエーションに出会った若かりし頃、作ったこともないのに作ってみた鮭のムニエルへそんな感想を頂いた。肉じゃがとか
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

私の七つの大罪達が"インサイド・ヘッド"であった。
'怠惰'と'傲慢'が特に力を持っている気がするので恐ろしい。

人を七つの大罪のいずれかに該当させ、それになぞらえたおぞましい殺人を繰り返す連続殺人
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

"確か"だったものが、"不確か"なものへなっていく恐怖。

毎日、何気なくしている事が自分を支える一つになっているのだと改めて気付く。
朝、歯を磨きながら好きな音楽を聞く。電車の中でFilmarksの
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

「お客さんですよぉー!!」

扉から少しだけ顔を出して、アルバイトの子が私を呼んだ。
「シャイニング!!」
惜しい。マスクがなければ、もう大爆笑だったはず。

冬の間は閉鎖されるホテルに、作家志望のジ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.8

ガラケーだ!

友人から「10年前」というコメントと共に楽しそうな飲み会の写真が送られてきた。
みんな若い!早くこんな風にワイワイ飲みたい!と思いながら、写真を見ていたらテーブルの上に置いてあるガラケ
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

どっちを選ぶ?

どうしても観たくて観たくて仕方のなかった映画を
「"映像だけ" と "音だけ" どちらかしか選べないとしたら、どっちにする?」と言われたら
とりあえず、どうしてそんな意地悪するの?と
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.6

「大学生の子と飲みに行ってくる」

趣味で弓道をやっている父が、道場で知り合った大学生と飲みに行くと嬉しそうに言ったことがあった。
「え?男の子?」
「うん、進路について相談したいんだって」
「恋愛相
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.6

試金石になる、と思った。
レビューを読み漁っていて、そう思ってしまった。

観終わると、頭の中に色んな言葉が渦巻く映画。心の思い出横丁への道を開く映画。何も浮かばず気持ちが真っ白になる映画。
色々ある
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

3.8

その人にはその人の物語がある。

小説家の真紀。夫と娘の家族3人で引っ越した新居のお隣さんは、朝6時前から大きな音で布団を叩く人だった。その騒音から、2人の関係は形成する間もなく拗れていく。

怖い、
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.8

あなたが欲しいのは
"外側"に惚れ込んでくれる人
"内側"に惚れ込んでくれる人
どちらですか?

金の斧と銀の斧ではないが、そんな事を思った。正直であることの大切さを説いた寓話だと思うので、川から出て
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ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.4

「お、お手伝いしましょうか?」

と、思うほどに詰めの甘い犯人であった。

誘拐事件や監禁事件などの被害者が犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理現象である"
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テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

3.9

「ひょえー」

思ったとしても、実際にそんなに口にすることはない言葉だが、何年か前に同僚が「彼氏が知らない間に結婚してたから別れた」という報告をしてくれた時に口から出た。
「浮気されてるんじゃなくて、
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

「落ち込むこともあるけれど
私はこの町が好きです。」

何回観ただろうか。
間違いなく人生で一番観ている。
幼い頃。ホウキにまたがって空が飛びたかったし、赤いラジオが欲しかった。
大人になって。新しい
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

4.5

私にとっての幸せって何だろう?

誰かと笑いながら食べるご飯
ふかふかのお布団
友達との約束
大好きな本や映画との出会い
雨上がりの帰り道
仕事終わりのビール
今日も元気だなと思うこと

犬のマロナの
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.7

今年は織姫と彦星は会えるのかな

そんな事をふと思ったので、王道のラブストーリーを観たくなった。

『ロミオとジュリエット』の舞台とされるイタリアのヴェローナ。
あの有名なバルコニーのある'ジュリエッ
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.9

「たった一晩踊っただけで、靴のサイズしか知らない相手と結婚するシンデレラって怖くない?」

拍手喝采だった。
そうそれ、ずっと思っていた。
よくぞ言ってくれました。
主人公のお友達。
友達になりたい。
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恋のときめき乱気流(2012年製作の映画)

3.4

死んだふりをするかもしれない。

森の中でクマに出会ったことはないが、個人的にはそれに匹敵するかもしれないシチュエーション。

パリへ向かう飛行機、隣の席には決して良い別れ方とは言えなかった昔の恋人が
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.9

"姫"と名のつくものに憧れた事がない。

自分でも何故かは分からないのだが、どうしてもピンとこない。
なので、「今は昔、竹取の翁といふものありけり」と始まった今作の冒頭で、中学の古文の授業と「断るなら
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ロリータ(1962年製作の映画)

3.4

「え、怖い。大丈夫なのかな」

大黒摩季
「あなただけ見つめてる」
初めて聞いた時の率直な感想である。恋のいろはも知らない小学生の私に心配される筋合いはないと言われそうではあるが、幼いながらにそう思っ
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

-

幼い頃はただ怖かった。

昔の朝ドラを観ながら、朝ごはんを食べるのが流行っている。
『カーネーション』『花子とアン』が面白かった。
「綾野剛好きなら『カーネーション』観るといいよ」という友人の勧めがき
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フロッグ(2019年製作の映画)

3.8

「この度、Filmarksで発生した『フロッグ』事件において容疑者は、"悪気はなかった" "こんな事態になるとは思っていなかった" と供述している模様です」
「この手の犯罪は、SNSが普及している現
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

私の中の
子供の私 vs 大人の私

私の中の幼稚園児と小学生が結託して大暴れし、子供サイド圧勝。
何故、プー側に感情移入して観ているのか、途中で疑問に思わなくもない。

大きな音がしそうな枯葉が落ち
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