茜

クリスティーンの茜のレビュー・感想・評価

クリスティーン(1983年製作の映画)
3.5
いじめられっこでオタク気質の高校生が、オンボロの中古車に何故か異常に引き寄せられ購入するも、
実はその車は持ち主や周囲の人間が次々死亡するといういわくつきの、意思を持つ無敵車だった…みたいなお話です。

怖いというより、とにかくクリスティーン(車)が格好良すぎる!
真っ赤なボディで80年代ロックが常にラジオから流れるとか渋い…。
車好きとかではない私でも素敵って思ったので、アーニーが夢中になるのも分かる気がします。
だからこそヤンキーがクリスティーンをボコボコにするシーンは本当観てて気分悪かったし、
ヤンキーがクリスティーンに無様にやられていく姿は寧ろ爽快でした。

でも最初はアーニーも純粋に車好きとしてクリスティーンに愛情を持っていたのに、
徐々に人格が変わって、最後の方には飲酒運転や車内から缶のポイ捨てまでするクズに変わってしまった。
だからラストではクリスティーンに捨てられちゃったのかなぁ。というか、そう思いたい…。
この車は人間だったら絶対美女だし悪女だから、つまんない男はポイ捨て!って感じで使い捨てて欲しいという願望です。
茜