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女の防波堤
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『女の防波堤』に投稿された感想・評価

「大虐殺」(1960)を手掛けた小森白監督の最高傑作とされる一本。終戦直後、占領軍による日本女性への性暴力を危惧して設立された実在の売春施設をモデルに、敗戦後の混乱を生き抜いたヒロインの流転を描く。

【あらすじ】
昭和二十年八月、占領軍兵士による強姦や性暴力を防ぐために“特殊慰安施設協会"(RAA)による慰安婦集めが行われた。戦火で家を焼かれ両親も失ったふみ子と友人の由子は、焼け跡のバラック生活から抜け出すためにこれに応募するのだが。。。

特殊慰安施設が舞台となるのは前半のみで、その後は銀座のクラブ、福生の安酒場、米兵との結婚・・・と次から次に流転していく。露骨な性描写は無く、幸せまであと一歩で不幸に陥る物語には「嫌われ松子の一生」(2006)を連想した。しかし大きく違うのは真面目に作られていること。演出は古いプログラムピクチャーの作りだが、厳しい戦後を生きた女性たちへの同情と敬意が感じられた。ラストにヒロインが見出す一筋の希望が清々しい。

夜の街を生きる女性たちの衣装や美術はケバケバしさと退廃が混じり合い、昭和20年代の大衆小説の挿絵のようで好み。慰安施設に入ったヒロインが「私たちは選ばれた特攻隊よ!」と励まし合うのが印象深かった。
ヒロ
1.0
不幸不幸不幸の押し売り、もはやそこに感情を移入させる余地はなくただただ事象の羅列に成り下がった想像の範囲内の戦後を見せつけられる。すべては戦争のせいよって、自らRAAに参加してますやん、2、3回結婚して裕福な暮らし送ってますやん、この作品の後日譚、ちあきなおみの「五番街のマリー」の方がよっぽど泣ける。二本立てのじゃない方、である方への布石。

《戦争と女たち》
VHSで鑑賞

実在した米兵向け売春施設を舞台にした作品。米兵が朝からトラックで売春施設の前に大勢で駆けつけるのには笑った。どんだけ性欲強いんだよ!!
米兵の描き方がとにかく極端で違和感ありまくりなんだけれど、歴史の闇に葬られてるだけで実際はこの映画くらい横暴なこといろいろやっていたのかも。期待してた三原葉子のレイプシーンは正直微妙だが、主人公の親友が病気によってキチガイになるのは最高だった。

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