日本脱出の作品情報・感想・評価

日本脱出1964年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

ジャンル:

3.5

「日本脱出」に投稿された感想・評価

『鉄砲玉の美学』に直結しつつ、『レザボア・ドッグス』に『トゥルー・ロマンス』まで先取り。

ヤク中の待田京介が最悪で最高。
初のきじゅう作品!
丘をとにかく走るシーン、銃を持ちながらも怯えてる男、最高やったなあ
桑野みゆきの顔といい足の直立した感じ、めちゃくちゃ良き。
秋津温泉が見たいなあ
KSat

KSatの感想・評価

4.3
東京オリンピックに湧く昭和39年の日本を舞台に、アメリカ行きを夢見るバンドボーイの青年が、危ないヤマに手を出したことがきっかけで意図せず次々に人を殺してゆく悲劇。

これだけだとよくある逃避行モノなのだが、物語に東京五輪が絡んでいくことで、映画は一気に奇妙な現実味を帯びてゆく。五輪に象徴されるナショナリズムに湧く世界の中で、相反するかのようにあくまで「日本脱出」にこだわって狂っていく主人公の様は、どこまでも異様である。

そんな時期に松竹でこんな映画を撮ってしまった吉田喜重は頭がおかしいとしか言いようがない。2020年の五輪を控える今だからこそ、黒沢清か青山真治あたりにぜひこの映画をリメイクしていただきたい。

冒頭と最後に岡本太郎の絵(と本人の映像)が入り、武満徹のいかにもな曲、画がやたらと真俯瞰になったり構図が決まりすぎなところを見ると、この映画自体が「日本脱出」を図りたかったに違いない。
最後はある意味で良かったけど、まあ、キャラクターがどうでもいいからあまり楽しくない映画だ。
床ずれ

床ずれの感想・評価

1.5
1964年の東京オリンピックに対する痛快な皮肉。2020年もこんな感じの映画期待してます。SAYONARA〜
otom

otomの感想・評価

4.0
何だかついてない人の物語。やたらと騒がしい人間ばかり出てくる。芸術が爆発しているオープニングの岡本太郎が一番冷静に見える不思議。説明不足なまま、ぶった切るのは吉田喜重作品では多い気もするのだが、何故か嫌ではない。武満徹の音楽が素晴らしい。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.7
自由で広大な米国を目指したはずが、全く逆のどんどん閉塞した世界に落ちて行くのが面白い…東京オリンピックを前に無理矢理に急成長し、浮かれる国の虚しさも垣間見れるあたりもニヤリとさせられた。
ただし、吉田喜重監督が松竹と喧嘩別れした原因の、問題のラストはやはり復活されておらず、気になりまくるのだが。
そう、桑野みゆきの体を張った熱演がナイス。
そう、オープニングとエンディングにはあの岡本太郎の独創的な絵…このカルトっぽさも悪くない。
岡本太郎!タイトルバックの見比べは篠田の「美しさと哀しみと」とセットでどうぞ。
人非人

人非人の感想・評価

3.0
「日本脱出」というタイトルのわりに、すごく嫌な気分になる映画。逃亡生活の間に精神を病み、狂気に陥る主人公。夜、「さくらさくら」が流れる中、打ち上げ花火をバックに貨物船のクレーンの網に乗り込み、逃亡生活には希望がないという破滅を残酷にとらえたラストは、素晴らしい出来。
スタッフロールかっきい!

終盤に向かって作品全体がクレイジーになっていく!
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