Xavier

狼の死刑宣告のXavierのレビュー・感想・評価

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)
2.0
そして男は、復讐の鬼となった…
家族と幸せな生活を送っていた平凡なビジネスマンのヒュームは、ある日、目の前で息子のブレンダンを街のごろつき・ジョーに惨殺されてしまう。
心の傷も癒えぬまま、裁判を迎えたヒュームだったが、納得のいく刑罰が与えられない事を知り、自らの手で息子の仇を打つことを決める…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
大好きな監督ジェームズ・ワンの作品。

街のごろつき・ジョーに愛する息子・ブレンダンを目の前で殺されたヒューム。それも、ビリー率いるグループに入るための、度胸試しだった。
無期以上の刑罰を望むヒュームだったが
弁護士の"長くても懲役5年"の言葉を聞いたヒュームは、唖然としてしまう。
自らの手で、息子の仇を打つことを決めたヒュームは、ジョーの居所を突き止め
格闘の末、ジョーを殺害した。
ヒュームは復讐を果たし、普通の生活へと戻るが、ごろつきグループのリーダー
・ビリーは、仲間のジョーの仇を打つため、ジョーを殺した男を探し、ヒュームへとたどり着く…

話としては、"復讐には復讐を"っていう感じかな。息子の復讐のためにジョーを殺したヒュームは、ジョーの復讐のためにビリーらから命を狙われる。
まさに、"復讐のループ"だ。

まぁ、自分の目の前で愛する息子を殺されたのだから、ヒュームの復讐したい気持ちは解る。
しかし、自分の気持ちによって、場当たり的に行動するのはどうなのかな?
ヒュームはジョーを殺す気持ちで、ジョーの所に行くが、殺すor殺さないで迷う
結局、争っている中で、持ってきていたナイフが偶然、ジョーに刺さり殺してしまう。
そして、ジョーを殺した事で自分の家族にも危険が及ぶかも?って事は予想出来たはず。ヒュームの仕事はリスク管理なのだから。
そして、いざ家族に危険が及びそうになると、警察に助けを求める。
自分が起こした事が原因なのに…
そんなことから、ヒュームに共感は出来なかった。
そして最悪な結果が…

話としては、そんな感じで面白みはないんだけど、銃撃戦のシーンは凄かった。
ヒュームが使う銃が、全て殺傷能力が高く、破壊力も抜群なので、普通の銃撃戦よりも迫力があったしね。
そこだけかな、見所は。
ジェームズ・ワン作品で期待していたんだけど、あんまり面白くなかったかな…
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