ルール違反の恋のゆくえは…
ニューヨークで暮らす作家志望の青年ブライアンは、たまたま街角で煙草を吸っていたフランス人のアリエルに一目惚れし、声をかける。2人はすぐに意気投合するが、実はアリエルは2人の子どもを持つ人妻だった。
アリエルから「５時から7時の不倫関係」を提案されたブライアンは戸惑いながらも彼女と付き合い始めるが…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
この作品、始まりかたが好きだなぁ。
公園のベンチに色んな事が書かれたプレートが貼り付けられている。
その内容は"誰と誰が、ここで初めてのキスをした"とか"結婚50年を迎える夫婦が初めて会ったのはここだった"とか、
"若くして亡くなった娘への言葉"とか、色々。
ニューヨークの公園って、ホントにこんなプレートの貼られたベンチがあるんだろうか？
ホントだったら、なんて素敵なんだろうって思ってしまった。
フランスでは「５時から7時の関係」は
不倫関係を意味する隠語だそうだ。
運命の人…それは、一目観たときから声を掛けられずにいられない人。
ブライアンとアリエルもそうだった。
アリエルが人妻であることを除けば…
アリエルの夫にもアリエル公認の愛人がいる。アリエルはブライアンとの仲も、
割りきった関係だと最初は思ってたんだけと、深い付き合いになっていくに連れてブライアンは自分の気持ちを押さえられなくなっていく…
まぁ、ブライアンとしては当然の感情だよね。好きな人を自分のものにしたいって気持ちは…
それにしてもアリエル夫妻はおかしいよね。お互いの愛人たちの事をお互い話合ってるってところや、それを自分たちの子どもたちに隠すことなく、ボーイフレンド&ガールフレンドとして紹介するんだから、ビックリだった。いくら、子どもたちがまだ幼いからっていっても、それはダメだろう。
またアリエルは、ブライアンの両親に会った時に、自分とブライアンが不倫関係にあるって事を堂々と伝えるんだよね。
頭がイカれてるとしか思えない…
と、色々納得のいかない事が多かったな
お互いに"この人が運命の人だ"って思っていても、いつも上手くいくとは限らない。置かれている状況とかもあるしね。
ラストシーンの指輪のシーン…
切なくて、でも救われる…いいシーンだったなぁ…
