Xavier

グロテスクのXavierのレビュー・感想・評価

グロテスク(2008年製作の映画)
1.5
"邦画史上最強狂のスプラッター映画が誕生"というキャッチコピーなんだけど

会社員の和男とアキは初デート中に突如
何者かに襲われ、気がつくと何処かの地下室に監禁されていた。2人の前に謎の男が現れ、「ふたりの愛に感動できれば解放する」と言い様々な拷問を始める…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
シソンヌの長谷川さんがKaoのCMで「もったいないを、ほっとけない」って
歌っている曲で始まったから、思わず笑ってしまいました。
"邦画史上最狂のスプラッター映画"ってふれこみにワクワクしながら観たんだけど、個人的にはガッカリでした。
あまりにもホラー映画ばかり観ているせいなのか、グロいシーンも"なんだ、これぐらいなのか?"って思うぐらい怖さも感じないし、"痛そう"って感じもしない。

それならばストーリーの方は…って思ってると、これもイマイチ。
デートしたばかりでまだ付き合っても無いのに、アキは「私のために死ねる?」って和男に聞く。普通、初デートで聞くことじゃないよね。多分、それ以後の出来事を予兆させるために言わせたセリフなんだろうけど、違和感を感じるよね。
で、彼らの前に出てくる殺人鬼は"コイツ、変態だよな"って思えるところは良かったんだけど、「私を感動させたら殺さない」って2人似る言うシーンには頭を捻ったな。
"お前のさじ加減しだいだろう!"ってしか思えないしね。
で、決定的にダメなのはラストシーン。
なんなんだろうね、コメディかと思われる展開って…失笑だったね。
この作品、レンタル版とセル版のラストが違うらしく、セル版のラストを読んだんだけど、断然セル版の方がいいかな。
気持ち悪くて…
Xavier

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