Xavier

トゥルーマン・ショーのXavierのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.9
全世界に放映中、知らぬは自分だけ…
離島の町シーヘブンで生まれ育った男、トゥルーマン。保険会社で働きながら、しっかり者の妻メリルと平穏な毎日を送る彼には、本人だけが知らない驚きの事実があった。
実はトゥルーマンは生まれた時から毎日24時間すべてをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」でしょう生中継されており
彼が暮らす町は巨大なセット、住人や妻更に親友に至るまで全員が俳優なのだ。
そんな中、自分が生きる世界に違和感を抱き始めた彼は、事実を突き止めようと奔走するが…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
コメディ映画の設定としては面白いと思うけど、気持ちの悪い話だよね。
自分の生活が世界中の人々に見られてるんだから。
それにしても、気がつかないものかな?
会話の途中に商品の説明が入ったり、トゥルーマンに都合が悪い事学園起こると
何かにつけて排除していくし。

でも、何と言っても番組のプロデューサー・クリストフ彼が1番悪いんだけどね
いくら、リアルな物を見せたいからって
隠しカメラですべてを写すなんて。
クリストフがインタビューアの
「ひとりの人間の人生を晒し者にする権利があるのか?」って質問に
「彼には自由がある」って答える。
何処に彼に自由があるっていうのか?
すべての時間、すべての行動を見られているのに…
ただ彼は自分に言い聞かせていたんだとしては思う。自分のしている事が正しくないと解っていても…
ラスト近くのクリストフの言葉にも現れていたよね。そんな感じが…

でも、そうさせてしまったのはこのショーを観ていた人々にも責任があるよね。それを面白おかしく観ていたのだから…
そう考えると恐ろしいよね。
Xavier

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