kingyohime

恋愛小説家のkingyohimeのネタバレレビュー・内容・結末

恋愛小説家(1997年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

昔一度見て感動して、見終わった後静かな涙が溢れた映画。
ストーリーだけだと単純な恋愛映画なのにそこまで感動したのは、役者-特にジャック・ニコルソンの演技が心に響いたからだと思う。

主人公は偏屈な恋愛小説家。
彼はレストランで働くシングルマザーのウェイトレスに恋していて、その店の常連になっている。
ある日、アパートの隣室に住むゲイの画家がトラブルにあい、入院する事になり、しばらく彼の飼い犬を預かる。
そんなある日、意中のウェートレスが店に姿を表さなくなり、心配した彼は彼女の家を訪れる。
そして、彼女の息子が病気で店に出勤できなかったのを知ると、医者を彼女の家に派遣する。
初めは変な客だと倦厭していた彼女も主人公の誠意と優しさに心開いていく。
やがて傷ついたゲイの隣人、ウェートレスの彼女と三人でドライブ旅行に行く事に。

生き方が不器用、純粋な人柄をジャック・ニコルソンが見事に演じていて、他の人が演じていたら全く別物の映画だったろうと思う。

主人公がラストで言う言葉を10年以上覚えていた。
他の人でない、この人がこの女性に言うから素晴らしい。
時代が変わっても変わらぬ名作。
温かい気持ちになれる。
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