kingyohime

エスケーピング・マッドハウスのkingyohimeのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

島にある、女性だけの精神病院。
そこは寮長の老婆と3人の看護師、1人の医師で切り盛りしている。
そこに記憶を無くした1人の女性が患者として入る事となる。
彼女が覚えているのは自分の名前だけ。
だが、医師の協力で断片的に少しずつ記憶を取り戻していく。
精神病院の環境はひどいもので、寮長の老婆が独裁的に全てを取りしきっている。
それに逆らう者は「しつけ」として折檻が待っている。
その「しつけ」の中で一人の若い女性が焼死する事にー。

正直、何という事ない内容だった。
何となく想像できる範囲の内容と結末。
だけど、本編の後に流れた映像によると、この話は実話らしい。
主人公の記憶を無くした女性は実在した人物で、後にアメリカで栄誉ある賞を取り讃えられていた。
それにより、何という事ない映画も少し価値を増したように思う。

また、程度の違いはあるけれど、この寮長のような女性は実際にいるな・・・と思った。
トラウマを抱え、自分がされた嫌な事を人にせずにはいられない人。
しかも、教育だとか躾だとかいう言葉に名目を変えて。
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