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クラシコ
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『クラシコ』に投稿された感想・評価

3.5
Jリーグの下のJFLのさらに下にある地域リーグ(北信越リーグ)で昇格を目指すチームらを追った2009年製作のドキュメンタリー。

主に長野パルセイロと松本山雅に重きが置かれ、サポーター目線でどうしたら這い上がれるのか、リーグを盛り上がることができるのかとサッカー談義が繰り広げられ、試合シーンもダイジェスト的に挿入される。

長野と松本という県庁所在地を巡り対立した過去がありそれを未だ引きずっている両地域の溝がいかに深いか、当時の松本市長、長野市長もインタビューを受けて語るからこの辺は日本史学ぶ気分で興味深く観れる。この松本と長野の歴史的対立が「クラシコ」というタイトルに繋がる。

映画は次第に松本山雅中心に描かれるようになる。地域リーグで昇格を逃した松本山雅はそのシーズン、天皇杯で浦和レッズを2-0で制するという歴史的ジャイアントキリングを起こした。これはおれも当時ニュースを見て熱狂したのを覚えている。それから怒涛の勢いで社会人サッカー選手権大会で優勝し、地域リーグ選手権の出場権獲得からの優勝で、リーグ戦自体敗れたものの狭き門をくぐり抜けてJFL昇格を決めた。一方で昇格を逃した長野パルセイロは選手数名と監督との契約解消をした。明るい部分だけではないスポーツ界の厳しさをも映し出し、ドキュメンタリーは終わる。


ちなみに松本山雅はそれから3年後にはJ2昇格、さらに3年後にはJ1にも昇格している。まさに日本サッカー史に残る下剋上を果たした偉大なクラブである。2025年現在はJ3で燻っているが地元民でなくとも愛さずにはいられないクラブであることには変わりない。

松本山雅のサポーターが劇中で残した言葉が印象に残る。「最初はホームページも何もなかった。一人で応援チームを立ち上げた」と言う。そんな松本山雅には立派なホームページがあるし、2009年時点で地域リーグでは異例の1万人以上の観客を動員した。そんなことも考えながら観るとつくづく泣きそうになるし、スポーツってええよなと思う。
浜一
3.5
10年くらい前にライヴハウスでの上映会にて鑑賞。
2019年シーズンはJ1リーグに所属、20、21シーズンはJ2で闘うも降格。来季はJ3となった松本山雅FC。どんなカテゴリーでもホームスタジアム「アルウィン」を埋め尽くす熱狂的なサポーターで知られる。
この映画は松本山雅がまだ地域リーグでJリーグ入りを目指していた頃、クラブ関係者やサポーター、選手の激闘を追ったドキュメンタリー。中でもタイトルにあるように「クラシコ」にかなり注目して描いている。同じ地域におけるライバル関係のクラブ同士の対決をサッカーでは「ダービー」や「クラシコ」という。日本においてもガンバ大阪とセレッソ大阪の「大阪ダービー」などあるが、クラブやメディア発信による作られたダービー感が強い。
しかし、松本山雅とライバルの長野パルセイロの関係は、廃藩置県の頃に起こったある疑惑にまで遡る。単なるサッカーの試合を越えた2つの街の代理戦争。これはスペインで中央政権から虐げられたカタルーニャを代表するクラブ、FCバルセロナと中央政権の恩寵を受けてきたレアルマドリードの関係にも似た争い。
映画は主に松本山雅側を描き、長野パルセイロ側は監督のインタビューがあるのみ。松本の街がフットボールで熱を帯びていく様を活写していく。
織田
4.2
長野県にホームタウンを置く、松本山雅と長野パルセイロを中心とした2009年のドキュメンタリー。

両都市の歴史を踏まえつつ、Jリーグを目指す両クラブの困難と喜びをありのままに映していました。

他サポの自分にもかなり響いた。正直ちょっと泣いた。
サッカーファンの喜びと苦しみと誇りがギュッと詰まった映画。

ヨコハマ・フットボール映画祭のオンラインシアターでレンタルできるのでJリーグのサポーターには是非見てほしい一本。懐かしい選手の名前も出てきます。


🔽感想です(ネタバレあり)🔽
https://eigakatsudou.com/archives/clasico.html

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