R

プリティ・ウーマンのRのレビュー・感想・評価

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)
4.5
これは、エグい笑 こんな有名なのにちゃんと見るのは初めてかも。ハリウッドの街角で体を売ってその日暮らしをしてるヴィヴィアンが、たまたま道に迷ってた男エドワードの車をナビしたげて、着いた先は超高級ホテルのペントハウス。何とエドワードはウォール街の実業家でスーパーリッチなイケメンだったのだ。彼はヴィヴィアンの気取らない魅力に惹かれ、1週間いっしょに過ごしてくれたら3000ドル払うというディールを組み、その間にだんだんお互いに好きになっていくという話。ヴィヴィアンを演じるのが、ものすごい高身長にシャープなスタイルのジュリアロバーツ。全くセックスを感じさせない割に、すさまじい魅力を放っているという不思議な美女で、ラブシーンはちょっとご遠慮したい感じなのが面白い。エドワードを演じるのはリチャードギア。こっちもイケメン過ぎて絶句。ふたりのからみは少々コッテリしすぎてオエっとなるのだが、最初のラブシーンも、その後のラブシーンも、我が経験に照らし合わせて、びっくりするくらいリアルだったため、すこぶるエロティックで、一気に引き込まれてしまった。で、エドワードは、雇った彼女をレディーに仕立て上げるべく、何でも買っていいよ、とブランド物の服を買わせたり、リッチな食事に誘ったり、ラグジャリーな娯楽を経験させてあげたり、と、まさにバカげてるほどうまくいきすぎな、娼婦のシンデレラストーリー! いやいや、現実にこんなうまい話あるわけねぇし、ヴィヴィアンの側には、何らハードワークなくオイシイ方向にトントン拍子。It’s automatic! なのにそこに更なる要求をする気かね! 強欲すぎだろうが! Bitch! って感じで、イラつく人々の気持ちも分からなくはないのです。が! しかし! これは至極個人的な感覚で済みませんが、この映画はこのオレをとんでもなく魅了したのであります。それはなぜか。それは、ヴィヴィアンがエドワードに恋に落ちていく感覚が、吾輩が人を好きなっていく感覚に酷似していたためであります。恥ずいのでこれ以上書きたくありませんが笑、正直な感想をストレートに綴ることをモットーとしているため、書かぬわけにはいかぬ。まず、初めは大して何とも思ってないわけっすよ、ってか、別にどうでもいい相手なんすよ。けどいろいろ話して一緒に時間を過ごしてるうちに、気づいたら、あれ?何か好きかもってなってる。すると、どんなボロい部屋に一緒にいようが、そこは最高にゴージャスなペントハウスであり、中堅ブランドのチョコだろうがシンプルにハグだけであろうが、最高級の服やネックレスにちっとも劣らないプレゼントであり、狭苦しいカフェは高級レストランに勝るとも劣らず、ふたりで一緒に見る映画は、特等席で見るオペラと何ら変わるところがない。で、腹立てるポイントや、自分の理想と違うから終わりにしようやって感覚まで、かなりの部分同じっていう笑 てかこれってさ、みんなホントは同じように感じてるんじゃねーの? だからみんなこの映画好きなんでしょ、って思うんやけど…違いますでしょうか? 相手がどんなチンチクリンでもボケナスでもボンクラでも、見た目すらジュリアロバーツやリチャードギアに勝るとも劣らないくらい、よく見えちゃってるんじゃねーの? ほんとーはよぉ? 少なくともオレはそうですよー笑 How can I help it? が、普通は、エンディングの直前までがリアルなんだよね。そこで終わり。けど、この映画はそこを飛び越えて行ってしまう。だから最後は単なる夢でしかない。けど、いいじゃん、娯楽作品なら夢見ても。ってことやんね? とは言え、それを加味してもこの映画の終わりは取ってつけた感が強い。この後どーすんねん!って言う。もちろん良くなったとこもあって、それがある程度は続いていくやろーなってのもあるにはあるけど。ただ実人生においては、現実的側面を無視するってのはあり得ないのだよ。まーいーや、軽く見るべき娯楽映画やから、深く考えんとこ笑 個人的に名刺がわりになる映画はこれが一番かもしれない…ってところが、何とも言えない気分になります。うそやん。てゆー。セクシャルなシーンですらデジャヴ過ぎて、えええええってなりました笑 いや、もうこんくらいにしとこ。やめとこ。全然冷静に見れなかったので、そのうちもっかい見て再考いたします。サヨナラ、サヨナラ、、、サヨナラ。
R

R