むぅ

監獄ロックのむぅのレビュー・感想・評価

監獄ロック(1957年製作の映画)
3.4
[ロックな生き方]

ピンとこないのだ。

他にも私のピンとこないもの。
・落し蓋
(でもちゃんと使ってる)
・サウナの"ととのう"
(ととのってみたい気持ちはある)
・"卵"という漢字
(上手く書けたことがない)
・案内図の"徒歩5分"
(絶対7分、下手したら9分)
・ノンアルコールビール
(じゃあジンジャーエールにする)
・とある友人のスマホの落下場所
(お風呂→トイレ→水溜り→ティーポット!←New)
・佐々木蔵之介が既婚者に
(お幸せに!とは思ってる)


「ロックに生きたい!」
その言葉を聞き、ふむ、なるほどとなったものの、ロックに生きるとは...?!となった。なんぞや。
そんな事があった先週。
何観ようかなとU-NEXTをさまよっていたら、今作が目についた。
友人がもうすぐレンタル開始の『エルヴィス』を、良かったよ!とお勧めしてくれたのもある。


「エルヴィス・プレスリーの大ヒット曲をモチーフにしたロックンロール・ムービー」とU-NEXTは言っていたが、実のところ監獄はさほど関係ない。
刑務所から出所した青年が歌で成功するまでと、その後のしがらみのお話。


ファンの方に聞かれたらぶん殴られそうな気もするが、私のエルヴィス・プレスリーの印象は"襟(大きいか立てている)"。
楽曲もしっかり聞いたことはなかった。
エルヴィス・プレスリーって、こんなお顔立ちだったんだなぁと思いながら観ていた。ちょっと寂しそうな目元が確かに魅力的かもしれない。個人的には甘口よりは辛口、濃いめよりは薄めのお顔が好みなので、私にはそんなにピンとこない顔だなと、どこまでも失礼な事を考えながら観ていた。
でもタイトルでもある「監獄ロック」のシーンがとにかくカッコいい。舞台の『ショーシャンクの空に』を観た際、わぁ!カッコいい!となったシーンはこのオマージュだったのかと今更知った。

[ロックな生き方]がどんなものなのかはピンとこないままだったが、それを言葉で説明しようとすることや『監獄ロック』を観たら[ロックな生き方]がわかるかもという発想がそもそもロックではないという事は理解。
そしてロック・ミュージックがカッコいい事も理解。
お酒はロックよりも何かで割って飲みたい派...と思ったところで、飲酒方法ではなく、お酒を飲むさまはロックかもしれない私、とこれまたしょうもない事を思った。


「ロックに生きたい!」
そう言っていたあの子に会えるのは来週。もうちょっと根掘り葉掘りしてみようと思った。




【ピンとこない(ここでの場合)】
・否定の意味はない
・直感的、瞬間的に意味を感じ取れず、私の言葉では説明出来ない
・ちょっとした憧れを含む
むぅ

むぅ