箱蛙

チョコレート・ファイターの箱蛙のレビュー・感想・評価

チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)
2.4
ジージャーの蹴り最高!という評判を聞きつけてちょっと期待し過ぎ気味で鑑賞。「才能ある子供たちと出逢ったからこの映画作った」と監督の言葉をご丁寧に入れてるもんだから、更に期待2割増ししちゃったね。

女になる前の無敵の少女体型から繰り出される蹴りは確かにすかっと爽快。4年間みっちり修行して、いい時期捉えて作りましたなぁ。ローテーブルの下をくぐるシーンの柔軟性とか、最後の看板飛び移り&激しい上下動とかも納得できちゃう。。。んだけど、アクションそのものは単調に見えて、覚醒の冷凍室ファイト以降尻すぼみ気味なのが残念。途中からはアクション・シーンになると、当てられるのを待ってるスタントマンってこういうのなんだなーと思いながら見てましたね。ぐにゃぐにゃ最強メガネ坊主とのタイマンが最後の花火的盛り上がり。あれは面白かった。

もっと洗練された動作設計とカメラワークで観てみたかったというのが正直なところ。あ、でも濃くて堂々としたオカマ連とかさすがタイですね。

あともうひとつ、個人的には畳のシーンが土足じゃなかったのでほっとした。いろいろな映画の道場畳シーンで、日本人が土足なのっていつも違和感否めないので。
箱蛙

箱蛙