みや

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のみやのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ハリーたちと不死鳥の騎士団が、ヴォルデモート軍と戦うシリーズ第5作。

原作既読。
ハードカバー1360ページをよくぞ2時間20分に上手く纏めたなあと、純粋に感心してしまう。原作未読で理解できるかどうかは相変わらず疑問だけれど、既読組としてはテンポ感が良くて一瞬も緩むことなく楽しめた。
小説の時にあまり興味の持てなかった上巻前半の騎士団本部で過ごすシーンが短く、早々に学園パートに入ったのも良かったのかも。
フレッドとジョージが学校から颯爽と去っていく場面がド派手に描かれたのは嬉しかった。

小説でも唐突だったシリウスの死が小説以上に呆気なく描かれたのには驚く。「死」がすぐ傍にあるということを表しているのだろうか。
ハリーパパとシリウスが学生時代にスネイプ先生を虐めていた理由も早く知りたい。本当にただのいたずらというだけだったら、このままずっと不快な終わってしまう。

台詞はないし名前も出てこなかったから気付かない人は気付かなかっただろうけれど、パーシー君がちゃんと出てきて嬉しかった。
ロンもフレッドもジョージもジニーも大好き。ウィーズリー家がやっぱり好きだ。
ルーナ役の女の子がめちゃくちゃ可愛かった。ハーマイオニーもずっと変わらず美しいし、とても眼福。

ここに至って完全に「小野賢章の声」になった。私としては炎のゴブレットが境目で、今作が決定的に違いを感じたのだけれど、声変わりはアズカバンの時らしい。
ハリー役の俳優さん(もはや子役ではない)の体つきや表情もかなりがっしりとしていて成長を感じた。ハリポタの毎回成長していくシステムが凄く好き。
みや

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