茜

マッドマックス2の茜のレビュー・感想・評価

マッドマックス2(1981年製作の映画)
3.0
1に続いて2も連日鑑賞。
1ではまだ普通の人間感があったマックスも、2ではすっかり荒野の住人として馴染んでおり、
アシンメトリーに袖がカットされたライダースに、やさぐれた犬も引き連れていてめっちゃ絵になる。

30年以上前の映画で、この登場人物達のファッションや、バイク・車のデザインは相当インパクトがあったのでは。
凶暴なモヒカン男に愛人の美形金髪青年とか、ヒューマンガスのビジュアルとか、今観てもワクワクする。
そしてこの時代にもやはりまだCGの技術はないので、派手なアクションはスタントマンの方々が行っている。
斬新なデザインと、リアルな人間が作り出すアクションの融合が、良い意味で泥臭いし男っぽくて妙にかっこいい。

ストーリー的には、映画の語り部がまさかのあの子だったとは!という点に一番感動したかもしれない。
野生児のフェラル・キッドは、あの幼さにしてブーメランで敵殺しちゃうし指取っちゃうし、ショットガンで撃たれてる奴見て大興奮だし、既に大物感ありまくり。
マックスは決して完全無敵のヒーローではなく、ボコボコにされる時もあるけど、
それでも決して逃げずに敵に食らいついて離さないという執念が観ていて凄く好きです。
口数少なく寡黙なところも、いい男感あってめっちゃいいなー。
しかしワンちゃんはちょっと悲しかった…最後まで、どこかから走って出て来ないかなって期待しちゃったよ…。
茜