フラハティ

25日・最初の日のフラハティのレビュー・感想・評価

25日・最初の日(1968年製作の映画)
3.0
【特集】ユーリーノルシュティンの世界。


一本目は『25日・最初の日』
「まさに最も輝かしい25日最初の日が浮上する。」
1917年10月25日(旧暦)の十月革命がモチーフとなった本作。

赤が灰色の世界を覆う。
まさに弾丸のように飛び交った怒りが、権力者たちを襲う。
政治色が強い作品で、そういった部分にばかり目がいってしまうけど、熱量としては彼の作品のなかでは一番。

ソ連・ロシアの歴史については疎いが、革命が起こることで世界が変わっていくという過程をとても力強く感じさせるのは、未来への希望といった当時の人々の熱なんだろうか。

ちなみにソ連崩壊も12月25日である。
ソ連にとって25日は最初の日であり、最後の日でもある。
暦の違いはあるんだけどさ。

ソビエトとはなにか?
フラハティ

フラハティ