今年は織姫と彦星は会えるのかな
そんな事をふと思ったので、王道のラブストーリーを観たくなった。
『ロミオとジュリエット』の舞台とされるイタリアのヴェローナ。
あの有名なバルコニーのある'ジュリエッタの家'は観光名所になっている。その家の壁に女性達が恋の悩みを書いた手紙を貼っていく。その手紙に返事を書く"ジュリエットの秘書たち"がいた。
ある日、壁の隙間から50年前に書かれた手紙が見つかる。
主人公のソフィが返事を書いたことがきっかけで、クレアは50年前に別れた恋人を探すことになるが..。
"もしあの時"
どんな恋でも、そう振り返らない恋は少ないのかもしれない。
そして振り返る時、その街の景色が目に浮かぶ。
気持ちや想いが溢れでると、その想いのカケラはコロンと外に落ちるんじゃないかな、と思う事がある。
ヴェローナの街には、"ジュリエット"達の想いがキラキラと落ちてるのだろう。
キラキラしてるかどうかは別として、私の想いのカケラも鎌倉の海や赤レンガに落ちている、きっと。
そんな事を思ってしまうロマンチックな物語だった。
本や映画と同じくらいに手紙が好きだ。言葉だけではなく、その人が書いた文字まで心に刻まれるような気がする。
レビューも映画への"ラブレター"のつもりで書こうと思っていた事を、最近忘れていたなと思った。