140字プロレス鶴見辰吾ジラ

スピードの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

スピード(1994年製作の映画)
3.8
スピード…

かつて松坂大輔がCMキャラクターを務めた”スピード”という名前のスポーツドリンクがあったような…

アクション娯楽映画の代名詞であり、まだサングラスに黒コートで弾丸を避ける前のキアヌ・リーブスが主演を務める。

時速80㎞を切ると爆発するバスの大暴走とそれを阻止するために奮闘するSWAT隊員の活躍とシンプルなスリルシチュエーションと隙のないアクションポイントが配置される傑作。

最近は複雑な設定、ウジウジした主人公、意味の分からなさに意味があると押し付けがましい映像美がウリの映画が多いが、今作が変わらずレジェンダリーな輝きを放つのは、スピード=ノンストップ→次から次に起こるトラブル→一難去ってまた一難→ぶっちゃけアリエナイ…

まさにアクションのわんこそば
まさにアクションの大食い選手権

前菜はサラダなんて健康志向のない、エレベーター事故→バス爆破→バス暴走

走って、曲がって、ジャンプして
騙して、潜って、恋をして

まさに”スピード”の名に相応しいだけのアトラクションを用意している。

バスという閉鎖空間に拘らず、エレベーターや地下鉄など閉鎖空間のギミックは生かしつつも場面展開はきっちりしているので、変に飽きのこない作品である。

キアヌの顔の感じが意外に今も変わらないことも今作の色褪せなさを強調している。