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オーシャンズ11のRのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
4.4
久々の2回目。面白かった! ラスベガスのカジノのsecurityガチガチの地下金庫に、巧妙な計画を立てて侵入し、1億6000万ドルを盗んでやろうと計画し始める出所したてのダニーオーシャン。計画を実現すべく助けを求める相手が、しがないポーカーのインストラクターをやってるラスティー。これがジョージクルーニーとブラピの二人組。2人が一緒に立ってるだけで何と豊かで、ステキな絵になることでしょう。もうあとはどうでもいいよってくらい。ホントに美しい。特に本作はブラピの魅力がスゴい。髪型もファッションも目のキラキラ具合もずっと何か食ってる様もすべて絶世のイケメンそのもの! 爽やかとチンピラの最適のブレンド。Hot! で、ポーカーのセンセーとかショボい仕事やめて、デカいヤマはろうぜ、と持ちかけるダニーと手を組むことにして、まず仲間集めをするねんけど、このプロセスが面白いんですねー。ちょっと七人の侍のワクワクを思い出す。この映画では全員で11人、故に本作のタイトル。で、みんなそれぞれに魅力的なんすわ。特にスリのマットデイモンはいいですねー。青くさくて可愛くていいんですねー。変な停電マシーンを取りに行くシーンはかなりイラっとくるけど笑 あと、大富豪の武器商人に化けたソールもいいですねー。変なアクセントで仰々しい英語を喋るのだが、そのセリフがいちいちカッコよくて面白い。他のみんなもみんなちがってみんないい。で、計画実行の後半はスリルでハラハラってよりかは、どうやってやり遂げるのかのワクワクが大きく、プラス、なぜオーシャンがこの無謀ともいえる一大計画に着手することに思い至ったかも明かされていく、実は内緒の理由があるんだね😉 まぁかなりどうでもいい理由なのですが。そして、彼らの見事な泥棒さばきになかなか気づかぬカジノの鬼オーナーを演じるのがアンディガルシア。この人がまた良いのだよ。出てくる人物全体的にみんなチャラいなか、この人だけ常に無愛想で常にマジ。それぞれの立場が互いのコントラストになって鮮やかにキャラ立ちしてる。ただひとり、オーナーの妻、ジュリアロバーツだけが、何故か全く魅力がない笑 この人髪にボリュームないと一気に魅力落ちるっぽい。あと、淑女っぽい雰囲気があまりにも似合わない。しかも、当時痩せすぎ?頰こけ過ぎ。と、キャラについてばかり書きましたが、タイトル通り、やっぱキャラメインの映画なのだと思う。とはいえ、全編にわたってシャープさが全く遮られることのない滑らかなストーリー展開、気持ちいいテンポ、それぞれのシーンの見事な演出、ベガスをギラギラってかキラキラに見せる綺麗な映像、そして、個人的に本作のいちばん好きな要素であるクールでノリノリな音楽、すべてに巨匠の余裕の遊び心が感じられ、大変ステキ。あ。あと、みんなあんまり声張らずにボソボソ喋ってる感じもすごくイイ。ずーっと一定で、盛り上がることも下がることもない映画のテンションにピッタリ。最後は、まるでいままでのが全部お伽話だったかのような噴水シーン。何もかもが極上の娯楽テイストでした。12も13も久々に見直してみるかね。
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