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バイオ・インフェルノのhorahukiのレビュー・感想・評価

バイオ・インフェルノ(1985年製作の映画)
3.4
酵母の研究をしてる施設が舞台。研究員の不注意で、とある薬品が漏れ出す事故が発生。隔離された研究施設内で、その薬品に感染した者が暴徒化してヒロイン達に襲いかかる話。

設定がツボ!閉鎖された研究所にヤバイ細菌が蔓延してるとか、ワクワクしますよね!(*^^*)一応細菌感染系の話ですが、これはある意味ゾンビ映画!感染者は1度死んだような状態になってから復活するので、ほぼソンビ!最初、全然期待してなかったのですが、予想外に面白かったー(o^^o)Amazonプライムさすが!

感染者、非感染者、閉鎖を解除できるオペレーターの三者が狭い空間内に閉じ込められているという状況が必然的に内部での醜い争いを助長するという構図が良いですね。感染者は非感染者を襲い、非感染者は外に出るためにオペレーターを襲う。非感染者が生きのこるために非人道的な行為を行うシーンもあり、人間誰もが秘めている凶暴性が極限状態の中で露わになっていきます。

閉鎖されて逃げ場のない空間で、次々に細菌に感染していく恐怖や暴徒化した感染者に襲われる恐怖。施設の外でも、研究員たちの家族と、事実をひた隠しにする軍部の対立等色んな要素を盛り込んだ話になっています。

ただ、色んなことをやろうとしすぎて、一つ一つが薄くなっちゃってるのが少し残念でした。でも、その薄さのおかげで重いテーマながらも見やすい作品になってます。
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