美人万歳！メロドラマ万歳！
佳作というのはこういう作品のことを言うのだろう。

昔、『格子なき牢獄』を観た際、アニー・デュコーの美しさに参ってしまい、コリンヌ・リュシェールなんてどこがいいのかサッパリわからなかった。
しかし、この『美しき争ひ』のコリンヌ・リュシェールは、清純さと魅惑相反する二つが同居しており、目を見張る美しさである。
フランス美人二人が映るだけで釘付けなのに、ストーリーも謎に満ちており惹きつけられる。

コリンヌ・リュシェール…、愛人関係に不倫に２度の自殺未遂、ナチ占領下パリにおける絢爛豪華な社交界の日々、そして戦後、対ナチ協力の罪で投獄。
最期は結核により亡くなるわけだが、彼女の28年の短い生涯はまさに"映画"のようだ。

名作

姉が妹に発砲する事件が発生。頑なに口を閉ざす姉妹。果たして真相は?

印象的なシーン
・妹が腕を撃たれ姉が拘束される
・妹を見舞う姉　険悪ではない
・出産手伝った女「お嬢さん」
・回想　ミシェルの留守中の事
・妹とジェラールのいざこざ
・2人で手繋ぎ笑顔で走る✨
・ゆすり　姉の金策
・妹の翻意　ジャン・クロードは…

中絶をしない決心をした時点で2人の考えが一致してると思ったら違いました。

ジェラールが一番嫌いなタイプの男でした。

真相を知ったミシェルとロベールがどうしたかが描かれていないのが中途半端な気がします。おまけに終わり方がぶつ切り…エンドマークは？

主演2人が美しかったです。