このレビューはネタバレを含みます
原題:Quand TLCLiras Cette Lettre
テレーズ。修道院で生活してはいるが、まだ盛式誓願を立てていないから正式には未だ修道女ではないってことを最初にサラッと描かれとる。コレ…
クレジットバックは夜の浜辺。この後、クレジット開けは、港を見下ろす高台のショットで、左にパンし、修道院の尖塔の鐘を映すエスタブリッシング・ショットだ。この時点で、クレジットバックの浜辺は何だったん…
>>続きを読むジャン=ピエール・メルヴィル
の観る
修道女テレーズの許に両親事故死
の報が届く。
一人残された妹ドニーズの世話す
る為俗世界に戻るがの話
姉妹の物語かと思いきや女と見るや手
を出さずにはいられ…
メルヴィル的な演出のひとつに、儀礼的な所作/情動の欠落がある。'Sister'として律動するテレーズの身体。スカートに火が移り、男に抱き抱えられた際の論理的嫌悪と、同時に露わになる脇腹のインモラルな…
>>続きを読む話はメロドラマというより軟派男のやり口が酷すぎて日活ロマンポルノみたいな展開になっているし、そんなストーリーをサスペンスを製作しているかのように緊迫感とスリリングさを交えて演出するメルヴィルの手腕に…
>>続きを読むいやもう、ありえない展開に微苦笑でした。
だって強姦され身を投げるも助かった妹に、その強姦魔と結婚させようとする姉なんているでしょうか。
驚くなかれ、妹は従うのです。どうしようもないクズの男に、女も…
脚本は自分で書く主義のジャン=ピエール・メルヴィルが、唯一他人の脚本で雇われ監督に徹した作品とか。
そのせいかどうかはわかりませんが、今まで観たメルヴィル作品では一番微妙。
私が観たメルヴィル作品の…