とりん

デジモンアドベンチャーのとりんのレビュー・感想・評価

デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)
4.1
アニメシリーズ、デジモンアドベンチャーの前日譚にあたり、これから長いシリーズとなる全ての始まりの作品。
当時人気を博していたポケットゲーム機、デジタルモンスターのアニメである。
あのドット絵のモンスターたちが所狭しと暴れている、
たった20分の中にあまりにもたくさんのものが詰め込まれている。

デジタル世界(パソコン)から現実世界に急に飛び出してきた卵(デジタマ)から、孵化、進化、そして戦闘を描いている。
説明も何もなしにどんどんことが過ぎていき、気づけばあっという間に終わってしまう。
このデジモンが一体何者なのか、それは続くテレビシリーズで明らかにされるが、この映画の中では一切語られない。
当時はよくわからない作品だったけど、全て分かった上で見るとよく作り込まれているなと。
いろんなワクワクが詰め込まれていて、これからの冒険物語が目に浮かぶ。
この事件についてはあまり語られないが、デジタル世界から現実世界に飛び出してくる予感をコロモンがキャッチし、現実世界を助けに来たのではないだろうか。
そして後に選ばれし子供たちの中心となる八神太一、その妹の光のもとへと現れたのではないだろうか。

この映画には選ばれし子供たちが全員ほんの一瞬だが登場する。
ヤマト、光士郎、空は少しだけセリフあり
アニメ版とは絵が異なり、少しタッチが荒い。
グレイモンの荒々しさが出てるし、こちらの方が戦闘がリアルで迫力ある。
改めて見ることでいろんな発見ができる映画だ。
とりん

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