子供たちの涙には、誰も敵わないなぁ…
ソウルで小学校の教師をしているキム・ボンドゥは、遅刻は日常茶飯事、酒が大好きな言うならば問題教師だった。
しかし、ボンドゥは生徒の親から賄賂を貰っている事がバレ、江原道の山奥の分校に赴任させられてしまう。
ボンドゥは日々ソウルに戻ることばかり考え、全くやる気を起こさない。
そんな中、ボンドゥは生徒全員を転校させ、この分校を廃校にさせようと企み…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
好きな俳優の１人、チャ・スンウォンの作品。
それにしても、この作品の主人公である
キム・ボンドゥって教師は酷いね。
毎日のように遅刻し生徒の親からは"袖の下"を貰う。そしてお金を貰った生徒はえこひいきし、そうでない生徒に対しては、キツイ罰を与える。
１番酷いのは、生徒に対して愛情が無いこと。実情をみれば、こんな先生に子供を預けようとは思わないだろう。
そして結局は、賄賂を貰っている事がバレて、山奥の分校に飛ばされてしまう。
ちょっとは心を入れ替えるんじゃ…と思いきや、人間そうそう変わるもんじゃなかった。
分校に赴任しても、ソウル時代と変わらず、やる気もない。そればかりか、ソウル時代と同じように"袖の下"を貰う事ばかり考えるように。
きっと、どこかで改心するさ……
でも、一向に気配はないなぁ…
まぁ、作品の中盤ぐらいまではそうでした。
ある日、分校に１人の転校生がやって来ます。体の弱い生徒で、両親が子供の健康を考え、不便だけど空気の良いところで育てようということが理由でした。
そして、それは今からも増える…って事を知ったボンドゥは辞表を書き…
そんなボンドゥなんだけど、何故か生徒には嫌われないんだよね。
何故？と思っていたんだけど、のちのボンドゥを観ているとなんだか解る。
ボンドゥが子どもの頃、學校の用務員をしていた父の働く姿を担任が見て
"勉強しないと、あんな職にしか着けなくなるぞ"とか、クラスの生徒に話したりしてた事を思い出したボンドゥは気づくんだよね。
"あの担任と自分は変わらないじゃないか"ってね
そこからは……
後半は涙、涙でした…
多分この作品、好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。
個人的には好きな感じの作品だったかなぁ…
