目の見えないウォーリーと、耳の聞こえないデイブ。
この二人が殺人事件に巻き込まれてしまい、犯人一味が狙っていた金貨を二人が偶然手に入れてしまう。

もうこの設定だけでもコメディにならざるを得ないのだが、アイデアはかなり古い。
凸凹コンビがドタバタを引き起こす以外のものがない。

一応ジーン・ワイルダーとリチャード・プライヤーが面白く演じているけどあまり笑えなかった。

むしろ殺し屋の方で出てくるまだ無名だったケヴィン・スペイシーの方が見れる。
凄腕っぽいのに全然殺せてない役柄は新鮮。

～お前が目で、俺が耳！奇妙な凸凹コンビが挑む殺人事件～

「見ざる聞かざる目撃者」（原題：See No Evil, Hear No Evil）は、リチャード・プライヤーとジーン・ワイルダーが再共演したコメディ映画である。全盲のウォーリー（リチャード・プライヤー）と全聾のデイヴ（ジーン・ワイルダー）が、偶然ある殺人事件に巻き込まれ、容疑者扱いされてしまう。お互いの足りない感覚を補い合いながら真犯人を追い詰めていく過程が、本作の面白さの核だ。

ふたりの軽妙な掛け合いとコメディセンス、そしてそれぞれの「見えない」「聞こえない」という設定が生むスラップスティックな状況は、終始コミカルで軽快なテンポを保っている。プライヤーの表情豊かなリアクションと、ワイルダーの風変わりな熱演が、絶妙なバランスでシーンを盛り上げる。

おすすめのシーンは、ウォーリーがデイヴの指示に従い、危険な場面を“見ずに”切り抜けていくドタバタ。視覚も聴覚も微妙に噛み合わないまま、二人が必死で危機を乗り越える様がユーモラスだ。重いメッセージや深いドラマ性は希薄だが、そのぶん気軽に笑って楽しめる作品である。

80年代後期らしいユーモアとスター二人の魅力が詰まったコメディとして、肩肘張らずにリラックスして観られる一本。懐かしのスターコンビの芸達者ぶりを堪能するにはうってつけだ。

耳の不自由なデイブ(ジーン・ワイルダー)と、目の不自由なウォーリー(リチャード・プライヤー)が経営するドラッグストアで殺人事件が発生、ふたりは犯人と間違えられて、警察に連行されてしまう。すると、警察署にボランティアと称するキルゴ(ケヴィン・スペイシー)とイブ(ジョーン・セヴェランス)という男女がやってきて、ふたりの釈放してやろうとする。実はこのふたりが殺人事件の犯人で、彼らは被害者が持っていたメダルの行方をふたりが知っていると思っていたのだった。


目が不自由な方のウォーリーはともかく、耳が不自由な方のデイブはあまり笑いに繋がっていない気がする。唯一面白かったのが非常ベルが聞こえないシーンくらいで、逮捕された際の証明写真なかなか撮れなくてカメラマンが苛立つシーンは聾唖とは関係ない。あと単純にふたりが巻き込まれる事件そのものが面白くなかった。

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