アダム氏とマダムの作品情報・感想・評価

「アダム氏とマダム」に投稿された感想・評価

SKE

SKEの感想・評価

3.5
法廷での夫婦の秘密の目配せみたいのがちょっと無理だった。キャサリン・ヘプバーンに魅力がなかった、とか言うと怒られるか。
やっぱりいい映画は力持ちの女のひとが男を高い所に持ち上げるよね。

しっかしジョージ・キューカーは怖ろしいね。ニコラス・レイが『大砂塵』などで断固たる決意でもってやってのけた「容赦のなさ」みたいなものをさらりと平気な顔してやっちゃうんだから。『ボーン・イエスタデイ』や『恋をしましょう』にも同種の「容赦のなさ」があったなあ。
佐々木

佐々木の感想・評価

3.9
スペンサートレーシーとキャサリンヘプバーンの夫婦漫才。芝居が深く濃い
magnolia

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4.1
男だって

男女同権を扱ってる割にはコメディ色満載で、しかも法廷モノとしても大変熱く、劇中でも語られる通りに"素晴らしい最終弁論"が聞ける、中盤にウケ狙い的な女性証人陣パートがあるのが惜しい

仕事上敵対しても変わらず愛し合う夫婦でいられるのか?というファンタジック且つ興味深いテーマを、流石の役者魂でスペンサートレイシーさんとキャサリンヘプバーンさんが見せる魅せる、デヴィットウェインさんのコメディアンぶりも絶妙で、大変面白かった

[ pinky (pinkie) ]
[ what is the marriage? ]
[ XXX is the famous in the Connecticut ]
Makiko

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3.4
紙芝居のようなオープニングクレジットから、退屈させられることはないと確信した。
男女平等をテーマに進む法廷バトル。時代の影響もあってか少し理論の展開が雑に感じられるが、少なくとも本作と同じくキャサリン・ヘプバーンとスペンサー・トレイシー主演の『女性No. 1』のような結末ではなく、終始一貫した「女性映画」であった。ジョージ・キューカーあっぱれ!
まさにソフィスティケイテッド・コメディといった感じ。
陪審員、証人に非白人が混じっていたのは、この時代にしては画期的?
風間唯

風間唯の感想・評価

4.0
日本でヘプバーンといえば十人中十人がオードリーの名をあげるだろうが、個人的には断然キャサリン!確固たる信念を持ち自立する女性を演じさせたら彼女の右に出る女優はいない。今回彼女の出演作がいくつか上映される。そのほとんどを観ているとはいえ映画館で観られる機会はそうはない。このチャンス逃すまじと劇場へ。

どの監督と組んでも力強くも繊細な演技力で存在感抜群の彼女だが、その魅力を最も引き出しているのはやはりキューカーの諸作品。この『アダム氏とマダム』でも水を得た魚のように縦横無尽にスクリーンを駆け回る。さらにお相手がプライベートでもベストパートナーたるスペンサー・トレイシー。この二人が夫婦でありながらも弁護士(妻)と検事(夫)の立場で法廷で対決するという役所をコミカルにロマンチックに、また時にシリアスにと繰り広げる。二人のリズミカルで丁々発止のやり取り(もっぱらキャサリンが攻め、スペンサーは防戦一方なのだが)がストーリーをぐいぐい牽引する。

裁判は”男女平等”がキーワードなのだが、監督としてはあまり深入りする気は無く、ギャグを引き出す一要素と見ているようだ。この映画に関してはそれでも構わないとは思うが、少々悪乗りが過ぎるシーンも見受けられそこは残念な点。とは言え劇中でのキャサリンはチャーミングこの上ない。ホームパーティーで映し出される夫婦二人を主役にした8ミリフィルムでの所作なんか最高だ。
男女平等であるべきだと、フェミニズム映画としても見応えあるソフィスティケイテッドコメディ。
タイトルが 『アダム氏と”マダム” 』(原題: Adam's Rib)という皮肉…?

ルビッチのような、見せない美学。
部屋を挟んでその中間地点を見せる室内構造とカメラ位置がお洒落なのよ……
インタータイトルもかわいい。

昔の映画にありがちな初老男性×若い女性の組み合わせにうんざりすることも多々あったが、ここではその嫌な感じが一切なかったのは、実際にこの2人が恋人だったからだろうか。
こういうのってちゃんとカメラを通して感じられるものなのね。
【飾りじゃないのよ涙は】

スペンサー・トレイシー&キャサリン・ヘップバーン共演作の中でも最終作『招かれざる客』と並ぶ代表作だと思う。

『アダム氏とマダム』。これまた邦題のつけかたが巧い。

検事のスペンサー・トレイシーと妻で弁護士のキャサリン・ヘップバーン。浮気していた夫を見つけて逆上した妻が夫に発砲した事件を、それぞれ検察側、弁護側で担当することに。

元々、女性差別問題に取り組んでいたヘップバーンは、この裁判で無罪を勝ち取ることで世間に対して女性の地位向上をアピールしようと考える。

一方、トレイシーは裁判が進むにつれ、夫婦間がギクシャクしていくことに頭を悩ませる。

シチュエーションの良さと演者らの巧さに魅せられる作品だった。

トレイシーとヘップバーンを筆頭に、ジュディ・ホリデイ(『ボーン・イエスタデイ』)、トム・イーウェル(『七年目の浮気』)、ジーン・ヘイゲン(『雨に唄えば』)、デヴィッド・ウェイン(『百万長者と結婚する方法』)と芸達者が揃っている。

パーティーの準備で夫婦が家のなかを行ったり来たりするのを固定カメラで撮ったりと舞台劇のような演出をわざと行っている。いかにも舞台監督出身のジョージ・キューカーらしい。

ちょっと裁判シーンのギャグがこてこて過ぎて少しひくが良いシーンも多い。

主演二人のプライベートの8ミリ映像は、『ザッツ・エンタテイメント PART2』にも出てきたがとっても微笑ましく、そして今は亡きトレイシーとヘップバーンを思うと少し切なくなってくる。

■映画 DATA==========================
監督:ジョージ・キューカー
脚本:ルース・ゴードン/ガーソン・ケニン
製作:ローレンス・ワインガーテン
音楽:ミクロス・ローザ
撮影:ジョージ・J・フォルシー
公開:1949年11月18日(米)/1950年7月8日(日)  
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.0
キャサリン・ヘップバーンとスペンサー・トレイシーの現実でも恋人だった二人によるイチャイチャは見ていて楽しいし、軽妙な演出もスマートに楽しめるが、肝心の作品のテーマである男女平等問題が霞んでしまったような。そもそも事件の内容も殺人未遂で、被害者も生きているしと軽めなのも一因か。
死ぬまでに観たい映画1001本より

コメディなんですけど、泥々しています。
ある夫婦、夫の浮気現場に乗り込んできた妻は持っていた銃で発砲。殺人未遂で逮捕される。
別の夫婦である主演の二人は弁護士で、夫は浮気した男を妻は発砲した女をそれぞれ弁護することに。

奥さんは女性差別が浸透していた時代に斬り込みたく、法廷で激しく言い争います。
と、思えば、裁判当日の夜は家でイチャイチャするというかなり変わった話です。

まぁ他所でやってくださいよ笑
という話です笑

女性差別を痛烈に批判している映画と思いきや、けっきょくはお互い様な展開なので、観ても何も得るものはありません( ̄▽ ̄;)
あくまでコメディとして楽しむのをオススメします。
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